太宰治のヲタ活報告書 【文スト】【太宰治】

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待ってヤバい。 死にそう。

誰かの異能か何かでAちゃんが幼児化+猫耳生えたんだが。

可愛い…死ぬ…

「太宰さん、早く解除して下さいよ。」

敦くんが私の方へ来て、呆れた声色で云った。

「待って…あと1枚…いや､あと千枚…あ、容量がもうない。敦くん、携帯貸して」

「嫌ですよ」

こんな可愛い姿の推しをカメラに納めなくてどうするって云うのかい？！…あ、別の写真消せば、まだ撮れる。

「ちょ、ちょっと待って下さい！」

敦くんの焦った声に顔を上げた。

「もう充分撮ってたじゃないですか！」

「まだ足りないのだよ」

「まだ！？その調子だと写真フォルダ全部Aちゃんになっちゃいますよ！？」

「？何の問題があるのかい？」

「(限界ヲタクって凄いなぁ…)」

少し写真を消して、空いた容量に再びAちゃんの写真をブチ込む。

それを繰り返していると敦くんがこっそり耳打ちしてきた。

「あの…太宰さん…皆さんの視線が…」

「あ…」


や ら か し た



「さーて敦くん。仕事しよ「流石に無理があります。」…やっぱり？」



周りの目を一切気にせずに､思いっきりヲタクモードになっていた。不味い。


「まぁ、いいんじゃない？太宰もこれから大々的にヲタ活できるようになったし。良かったねぇ」

この上なく気まずい沈黙を破ったのは乱歩さんだった。

「そうですわね。前からどこかAさんを気にしている様子でしたから、どうしたのかな、と思っていたんですわ。」

「そうだねェ。多分、バレるのも時間の問題だッたんじャないかい？」







何か､受け入れられた様で良かった。

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