太宰治のヲタ活報告書 【文スト】【太宰治】

ヲタ活報告書　ページ28 ページ28

前回の続きです。



こんにちは。Aでーす。

今日は非番なので、ヨコハマの街をブラブラしていま「カールーーーー」

因みにさっきはクレープ屋さんに行って「カールううううううううう何処であるかあああああああ」…

後ろを振り返ると背が高く、前髪が長い男性がうろうろと彷徨っていた。

どうしたのかと思って話しかけてみるも…

「あの…」

「カーーーーーーールーーーーーーーー」

無視である。

「あのぉ…」

「どーこーでーあーるーかーーーーー」

無視である。

「あの！」

一際大きく声を張り上げると漸く彼の耳に届いた様で、男性はビクッと肩を上げた。

「ななななななななななななななな何であるかあああああああ…？」

なんかごめんなさい…

男性はガクガクと震え乍此方を見下ろしている。

「だ、大丈夫ですか…？私、武装探偵社の者ですが…」

「手伝ってくれるのであるか！？」

「な、何を…」

彼がすごい勢いで此方へ寄って来るので1歩…いや、2、3歩後ろへ下がってしまった。

「吾輩の助手がいなくなったのである！探すのを手伝って貰えると助かるのであるが…」

「成程…行方不明と云う事ですか？」

「そうである！」

先程の焦った様子の彼から察するに、余程親しい人だったのだろう。

此処は探偵社員としてしっかり見つけてあげなくては！

「カールさん？が行きそうな場所の目星はついていますか？」

「そうであるな…」

ふむふむ…

ヲタ活報告書　ページ29→←ヲタ活報告書　ページ27

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す