きゅーけーとせいゆー

凄い人材 ページ2

伊沢さんside


最近、山本の友達の妹さんがQuizKnockに加入したんだけど、正直、こんなにできる人だとは思わなかった。


『福良さん、編集できたのでお時間あるときに確認お願いします！』

福「はーい、ありがとね」

『いえ、本当は確認していただかなくてもいいくらいのクオリティでできたらいいんですけど…』

福「誰だって最初は無理だよそんなこと。
……うん、完璧だね、今日はこれ上げるか！」

『ありがとうございます、もっともっと頑張ります！』



俺らがそれぞれ、任された仕事をしているから、自分の編集した動画ごときで時間を奪われたくないと言って、よく1人でなんでも頑張ってる。


この前だって…


『あ、もしもしお兄ちゃん？今ね、作問してるんだけど、最後の言い回しをどうするのがいいかなと思ってて…』


みんなが忙しいことが分かってたから声をかけようにもかけられなかったらしく、相談先はお兄さん。
僕らのことを知ってる兄だったらその辺は分かってくれるだろうっていうAちゃんなりの配慮だったみたい。

そんなに必死に俺たちのために頑張ってくれてる人、誰も無視なんかしないよ。しないっていうか、できない。



そうやっていつも頑張るから


山「今日の問題、良問ぞろいだった〜！」

こう「本当にね」

須「福良凄ぇよなマジで。」(福良さん企画の動画だと思ってください)


福「企画したのは僕なんだけど、作問したのは篠崎さんなんだよね」

山こう須「「「えっ！ 」」」


福「僕もさ、問題もらってびっくりしたよね」

こう「俺でもこんなに綺麗に作れないよ」

演者からは大好評。


俺も出演はしなかったけど、カメラの向こう側のデスクで作業してたから、問題は聞こえてきた。
読まれるたびにいい問題だ、と思ってたら、作問者はAちゃん。本当に凄いと思う。


今は学校行ってるし、そのあとは声優の方の仕事に行くみたいだから来ないけど、


須「QuizKnockだけを仕事にしてるわけじゃないじゃん？こっちはあくまでアシスタントで、本業は声優なわけで。普通は仕事が増えたら嫌になったり雑になったりしそうだけど、1つも疎かにせずに全うするって本当に凄いことよな」

「本当にそうだと思います。こっちだけに時間を使えるわけじゃないのに、そんな中で自分にできる仕事を探してこなして、みんなの期待に応えたい、ってたくさん努力して…。 俺たちも頑張らないとですね。」





僕たちは、凄い人材を手に入れたみたいです。

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