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「…だめぇ…、んぁあ…」
最大限声を抑えてんだろうけど
俺の耳はAの喘ぎ声でいっぱいだ。
「…臣くん…ぁあっ、イく…」
「ん、俺も。」
回りの布団達がモゾモゾ動いていて
もしかしたらバレてるかもしれないけど
俺の腰が止まることはなく
２人で果てた。
「…A、好き。」
「私も。臣くん好き。」
後処理をして
何事もなかったかのように
素早く着替えAを
抱きしめたまま眠りについた。
練習の疲れと腰を振った疲れで
あっという間に意識を手放した。
＿＿＿＿翌朝。
誰よりも早く目を覚ました。
隣には半分口を開けて
気持ち良さそうに寝ている
Aの可愛い姿。
見てると自然と笑みがこぼれる。
「ん…、臣くん…」
「おはよう。」
薄っすら目を開けて
俺を視界に捉えるとニッコリ微笑む
Aにキスをした。
合宿だってこと忘れてんのか
俺の首に手を回してくる。
「…もっとして？」
「じゃあ、あと５分だけな？」
「…うん。」
朝から激しく舌を絡ませ
たっぷりAとのキスを堪能した。
名残惜しそうに俺から離れ
マネージャーであるAは
朝食の準備へと部屋を出て行った。
…てか、この部屋すげぇ臭いな。
至る所にティッシュも散乱してるし。
「…臣〜。」
「ん？なに？起きたのか？」
次々に部員達が布団から顔を出した。
そして、みんな口を揃えて衝撃の一言。
「「Aちゃんとヤってただろ？」」
「えっ？」
何人かにバレてても
仕方ないと思ってたけど
まさかみんな気付いてたとは…
「臣らが寝たあとみんな抜いてたし(笑) Aちゃんの喘ぎ声を使わさせて頂いて。」
「おい、人の彼女で抜くな。」
だから、こんなに部屋が臭いわけね。
納得したけど許さねぇ…
END…
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作者名：pooh
| 作成日時：2015年5月11日 8時
