検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:2,710 hit

#13 ページ14

仙蔵side

小平太が自らの苦無を構えながら、鬼狼さんに勝負を挑んだ。

理由はよく、判らないがただ、勝負したいように見えるのは気のせいだろうか…。

鬼「断る。大事なナイフを消費出来るかっ」

義「鬼さん? あんたの武器は其れだけじゃないでしょうが…」

鬼「……………………。判った…、受ける……」

こへ「よしっ」

頭を抱えて、返事をした鬼狼に小平太はガッツポーズ。

鬼「一服してからな」

鬼狼さんは吸っているものを銜えながら、そう告げてくる。

義「おーにさん、一本頂戴」

鬼「ん」

懐から箱のようなものを出して、義季さんは一本、抜き取る。

義「ライター、貸して」

鬼「自分のは?」

義「此処の世界に来る前に屋敷におきっぱ」

鬼「…はあ、ほれ」

溜め息ついて、義季さんに金色のライター?を渡す鬼狼さん。

陵「俺も一服しよう」

陵さんまで、吸い出してしまって、どういう反応をすればいいのか、判らない…。

閑「兄貴達、い〜な〜。俺も吸いたいっ」

3人「お前には未だ、早い」

閑「ニコチン、入ってない奴、持ってないんですか?」

3人「そんなもんはない。我慢しろ」

閑「てか、はもって言わなくても…」

鬼「閑真、命令だ。黙ってろ」

閑「御意」

あんだけ、煩かった閑真さんが鬼狼さんの一言で黙ってしまった。

上司の力は凄いな…。

鬼「さ、やるか」

鬼狼さんは吸い殻を懐から出した物にしまいながら、小平太に向かって言った。

こへ「待ってましたっっ!!」

大人しく、待っていた小平太に驚いたが私は勝負が見たくて、うずうずしている。

隣にいる留三郎は見たいと言うより、戦いたいの方が強いが……。

小平太に代われと言っている始末だった。

鬼狼さんの持っている小刀で小平太の苦無を止められるのか、気になっている部分もある。

二人が其々の武器を持って、向かい合うと其の間に義季さんが立った。

義「制限時間なしで、何方かが降参するまでの勝負です。使用武器は何個でもokです。それでは、よーい、始めっっ!!」

開始の合図と共に小平太は飛び出して、鬼狼さんに向かって、また、苦無を投げ付ける。

其れを鬼狼さんは弾いて、小刀を2・3本、投げ付ける。

小刀は小平太の肩、脚、顔を其々、霞め、亀裂が入る。

適格に急所に投げ付けていく鬼狼さんに留三郎も私も驚いている。

こへ「なあ。其れ、邪魔じゃないのか?」

鬼「そんなに邪魔ではないぜ」

鬼狼さんが肩に掛けている物は私の気になっている物だった。

#14→←#12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:睡蓮 x他2人 | 作成日時:2018年7月5日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。