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第15話 ページ16

Aside

オレは混乱しています。

何故なら、ダブル舳丸さんに囲まれていたから。

何がどうして、こうなったっ!?

兎に角、どっちを起こさないと………話が前に進まないっ。

『舳丸さん、舳丸さん』

体の大きな方を取り敢えず、揺らして、起こした。

舳『……ん』

『舳丸さんっ』

舳『…………………………………!?』

舳丸さんはガバッと起き上がって、オレの方を見た。

舳『…え、あれ……、あ、そうか…』

『?』

何に驚いたのか、判らなかったが舳丸さんはオレの頭を撫でてくる。

舳『…おはよう、A君』

『おはようございますっ』

すると、頭を撫でていた手が頬まで降りてきて、擦り寄ってくる。

『♪』

舳丸さんの手に自分の手を重ねて、更に擦り寄った。

舳『………』

『……? みよしま、んむっ』

黙ってしまった舳丸さんに話し掛けようとすると、唇に柔らかい感触がして、其のまま、押し倒される。

『…んっ、んんっ、んっんっ』

口の中に舳丸さんの舌が侵入してきて、自分の舌に絡まってくる。

押し倒された状態でギュッと手を握れば、舳丸さんも握り返してくれる。

舳『…A君……』

『………みよ、しま…、る……さん…』

互いの名前を呼べば、息遣いが荒く、抑えられない。

また、互いの唇が重なると思えば、ガラッと部屋の戸が開く音がした。

義「舳丸〜、起き、て…………。って、何やってんだよ……」

舳『…………いや、此れは…、其の……』

珍しく、顔を青くしている舳丸さん。

そりゃそうか、大人が子供を押し倒してるんだから。

義「…あー、やっぱ、そういう関係?」

舳『…そうなりますね……』

大人舳丸さんはオレの手を引いて、起き上がらせながら、そう言う。

義「ふーん……。舳丸ー、起きろー」

ぺしぺしと子供義丸さんが子供の舳丸さんの頬を叩く。

舳「……あ゙?」

義「誰かが起こす度に一々、喧嘩を売るな……」

舳「…兄貴、おはようございます……」

子供舳丸さんは起き上がって、子供義丸さんに言うと此方に気付いた。

舳「………………………………………………は……?」

暫く、間が開いた後、子供舳丸が吐き出した言葉はたった一言。

多分、大人舳丸さんがオレの胸に顔を埋めて、抱き着いてるからだと思う。

見られると流石に恥ずかしい……。

『舳丸さん……、恥ずかしいから、いい加減、離して…』

舳『…やです』

『子供ですかっ』

此れ以上、抱き締められてたら、此方が死にそう……。

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みこち(プロフ) - もし宜しかったら、お越し下さい。更新楽しみにしてます。 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 失礼ながら、兵庫水軍を書かれていますが、実は私も最近はまりまして、書いてます。忍たま×ナルト異聞録という話の四段目の続編の、木の葉の火の絆という奴と、異世界食堂のコラボの第三弾に彼等を書いてます。其方も、続編楽しみにしてます。まだ書いてますので、 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして。みこちと申します。少し前に此方の作品を見つけました。凄く気に入りました!私も、忍たまの大ファンです。 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡蓮 x他1人 | 作成日時:2018年6月20日 20時

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