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第14話 ページ15

sideなし

子供鬼蜘蛛丸と義丸の間をすり抜けていった人物は真っ直ぐ、Aに向かっていき、しゃがんで抱き締める。

『……………み、よし…まるさ……』

舳『………………』

黙ったまま、抱き締め続け、やがて、Aは寝息を立て始めた。

舳『おやすみ……。A君…』

眠っているAの額に口付けると大人舳丸はおもむろに後ろに向き直る。

舳『初めまして、小さな鬼蜘蛛丸の兄貴達。俺は舳丸です』

義「本当に舳丸なのか……!?」

大人舳丸がコクッと頷けば、三人は一気に脱力する。



鬼『………で?』

眠っているAを含めて、5人は大人鬼蜘蛛丸が使っている部屋に来ている。

鬼『お前らのいざこざに俺を巻き込むのは止めてくれ…。頭痛い………』

指を眉間に押し当てながら、大人鬼蜘蛛丸は唸るように言った。

鬼「ひ弱かっ、病弱かっ」

鬼『あ゙? もっぺん、言ってみろよ、クソ餓鬼』

鬼「暴力はんたーい」

鬼『お前な………、はぁ……』

舳『で、俺はどうすれば、良いんです?』

ダブル鬼蜘蛛丸の間にすっと入って、大人舳丸は聞いてくる。

鬼『んーー。先ずはお頭の所に行ってこい、滞在を許して貰ってから来い』

舳『へい』

大人舳丸は抱き抱えたままのAを子供舳丸に渡して、部屋を出ていった。

舳「…いきなり、渡されても……」

鬼『文句言ってねぇでお前の部屋に戻って、寝かせてこい』

舳「……………………へい」

すくっと立ち上がって、Aを横抱きにして、出ていく。

鬼『はい、解散解散。散れっ』

義「雑かっ」

鬼『さっさと戻れっ。俺は寝たいんだっ!』

子供らを部屋から、追い出し、部屋の戸をぴしゃんっと閉める。

鬼「……………………………あー! 此処にショタコ、んぐっ」

鬼『お前はぁ!!』

義「…つよっ……」

子供鬼蜘蛛丸が叫んだ直後で大人鬼蜘蛛丸は戸を開けて、口を手で塞いだ。

其れから、何十分か、ダブル鬼蜘蛛丸の討論は続きました。by.子供義丸

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みこち(プロフ) - もし宜しかったら、お越し下さい。更新楽しみにしてます。 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 失礼ながら、兵庫水軍を書かれていますが、実は私も最近はまりまして、書いてます。忍たま×ナルト異聞録という話の四段目の続編の、木の葉の火の絆という奴と、異世界食堂のコラボの第三弾に彼等を書いてます。其方も、続編楽しみにしてます。まだ書いてますので、 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして。みこちと申します。少し前に此方の作品を見つけました。凄く気に入りました!私も、忍たまの大ファンです。 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡蓮 x他1人 | 作成日時:2018年6月20日 20時

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