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第1話 ページ2

乱太郎side

乱「先ず、状況を整理しようか……」

『うん…。何処、此処』

きり「おれ達、兵庫水軍に向かってたんだよな?」

しん「いきなり、周りが光に包まれたかと思ったら、此処にいた、んだよね…?」

そう、しんべエの言う通り、私達は兵庫水軍にお使いと遊びに向かっていた。

浜に着くほんの少し、手前で光に包まれ、一気に景色が変わった。

?「おいっ、餓鬼共!! 其処で何してる!」

いきなり、怒鳴り声が聞こえてきて、私達はビクッと肩を振るわせて、後ろに振り向いた。

乱「よ、義丸さん……!?」

義「!? 何で、俺の名前を…!?」

『彼のー……、こんな時にあれですけど、義丸さん、何歳ですか?』

義「? 15だ」

義丸さんがAの質問に答える。

全員で顔がしかめっ面になったのは言うまでもない。

きり「15って、可笑しいだろ…。義丸さんは25だぜ?」

乱「もしかしたら、過去の時代に来ちゃったのかも」

『乱太郎の言う通り、過去の時代なのかも。オレ達の事を知らないなんて、可笑しいもん』

Aはは組の生徒ではなく、い組の生徒。

でも、他のい組の生徒とは違って、気さくで誰とでも仲良くなってしまう子。

成績は落としていないから、ある意味で凄いです。

そんな感じで仲良くなった私達は遊びに行く仲になりました。

義「何、こそこそ、話してるっ!」

義丸さんに怒鳴られて、そっちに向く。

?「子供相手に何やってんだ!!」

義「ごふっ」

誰かが義丸さんの首に回し蹴りをした。

?「たくっ!」

其の人は私のよく知る人物だった。

?「大丈夫か? 何もされてないか?」

心配そうに私の顔を覗き込む人物の名前を呟いた。

乱「……鬼、蜘蛛丸、さん…」

鬼「!?」

いつの間にか、私は涙を流していて、其の場で泣きじゃくった。

きり「鬼蜘蛛丸さん、最低ー」

しん「乱太郎、大丈夫ぅ?」

鬼「!?!」

『君らさ、鬼蜘蛛丸さん、判ってないよ………』

義「鬼蜘蛛丸が子供、泣かしたー」

鬼「は!? 誤解だ!!」

義「あーあ、兄貴に言ってこよ〜♪」

鬼「マジで止めろ!! また、回し蹴り、食らわすぞ!!」

義「やっぱ、止めた」

鬼「あ…、えと……、俺と君は会った事はあるか?」

泣きじゃくっている私の頭を撫でながら、鬼蜘蛛丸さんはそう聞いてきた。

乱「……………わ、私達は、大人の……鬼蜘蛛丸さん達を知っています」

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みこち(プロフ) - もし宜しかったら、お越し下さい。更新楽しみにしてます。 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 失礼ながら、兵庫水軍を書かれていますが、実は私も最近はまりまして、書いてます。忍たま×ナルト異聞録という話の四段目の続編の、木の葉の火の絆という奴と、異世界食堂のコラボの第三弾に彼等を書いてます。其方も、続編楽しみにしてます。まだ書いてますので、 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして。みこちと申します。少し前に此方の作品を見つけました。凄く気に入りました!私も、忍たまの大ファンです。 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡蓮 x他1人 | 作成日時:2018年6月20日 20時

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