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ぐずぐずな私は涙の止め方が分からなくなってこんなに情けないのは、しがない人生の中で初めてだ。
それなのに、ゆっくりと顔を上げたジョングクはぐいっと手の甲で濡れた唇を拭ってはぺろりと赤い舌で舐めて私をじっと見つめて。
止まらない涙が悔しくてその仕草がえろくて腹が立って、苦し紛れにぽかぽかとヤツの肩を叩くしか出来なかった。
｢っ……ばかっ……ジョングクのばかっ……うぅ、｣
JK｢…ふふっ。ごめんなさい。
でも泣いてるAも俺はすげー好きです。｣
｢っそんなの……ふっ………ぐすっ、｣
くすくすと笑うジョングクの余裕そうな微笑みがすんげー腹立つ。
笑いながらのごめんなさいは反省なんかしてなくて、好きの言葉にごまかされていて。
ぐしゃぐしゃな顔はきっとみっともないし不細工で、乱されていた私はさっきから情けない涙ばかり。
拭いたくて見せたくなくて子どもっぼく両手で目元を覆えば、ぱしっとそれさえジョングクに取られてしまう。
｢っ離してよぉ、……見んな！｣
JK｢泣かせてるのは俺です。
涙もその顔も全部全部俺の。……可愛すぎてまた泣かせたいです。｣
｢…っこんな不細工可愛い訳…………んっ、｣
力も抗議の声も生意気なジョングクに敵わない。
当たり前みたいに可愛いというその神経はおかしいしこんな私が、と反抗したくても唇が熱く重なり言葉を奪われる。
ジョングクがテクニシャンでえろいということは嫌というほど理解した。
Ｓ的要素てんこ盛りで私は年上の意地がある訳で、これ以上好き勝手されたくないと逆転を試みるも、私はそもそも初期設定低レベル。
やられっぱなしのこてんぱんは当たり前でジョングクはレベル100の勇者様。
重なる唇は直ぐ様深くなって濡れて、逃げる私の舌は絡め取られて吐息さえ奪われていく。
JK｢……A。もう限界……抱かせて？｣
ぷちゅ、と強く唇が吸われて離れて私を見下ろして。
さっきまであんなにイタズラっぽく意地悪く笑ったり
余裕そうに微笑んでいたジョングクが不意に困ったように眉を下げて、ツラそうに笑う。
…ずるい。ジョングクは、本当にずるい。
そんな顔さえ格好いいなんて私、知らなかった。
｢……うん。｣
ゆっくり頷いて、私からキスをして。
ぎゅっとジョングクを引き寄せれば、お互いに優しく微笑んだ。
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リサ(プロフ) - 一週間が君を収穫が一番大好きな作品です！ぴょんてでもピュアでもその後の2人が見たいです！！！！！！！もちろんぴょんて大歓迎です！！！！(大声) (2021年11月3日 19時) (
レス) @page46 id: 79c321d18e (このIDを非表示/違反報告)
ぴんた(プロフ) - ミイミイさん、好きなように書いて頂き、作者さんがイキイキと楽しむことが私達読み手にできることなのです。どうぞきばらずにありのままでいいんです。 (2021年11月1日 0時) (レス) @page48 id: 444b159c2d (このIDを非表示/違反報告)
Sai*(プロフ) - ピョンテだろうがなかろうが、好きな作家さんが好きなように書いて下さってそれを供給してくださるならばどんな形でも本望です。我徳です。どんとこい通り越してもっとやれなのです。 (2021年10月29日 1時) (レス) @page47 id: dc816130a5 (このIDを非表示/違反報告)
Yumi(プロフ) - 全然大丈夫です👍思いっきり次の作品も楽しんで書いて下さい！楽しみに待ってます✨ (2021年10月28日 22時) (レス) @page47 id: e48d648891 (このIDを非表示/違反報告)
キャベツ(プロフ) - 今まで通りで大丈夫です！待ってます〜！ (2021年10月28日 20時) (レス) @page48 id: 16a26e8c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年4月12日 9時
