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可愛くてふわふわな普段彼がメディアに見せるそれと、今私の目の前にいるジミン氏は同一人物なのかもう……分からない。
ぷち、ぷち、と1つずつ外されていく自分のブラウスのボタンが視界に入り失神しそうなのに、それ以上の破壊力はなんたってその色っぽい声。
ジミン氏はセクシーの塊だと理解したし
やはり事務所の戦術眼というか方向性も間違ってない。
どこにスイッチがあるのか知らんが、こんなんじゃ私が持たん。
……それに加えて、1つの疑問が沸き上がった。
「ジミン君待って……キミ本当にそういう経験ないの!?」
JM「……うん。ちゃんと手を繋いだりこうやって髪を触ったり…
全部今日が初めてだよ?…なんで?」
「うっ……嘘だぁっ!
あ!……ちょ、脱がしちゃだめっ……見ないで!」
JM「こうやって女の子の服脱がすのもヌナが初めて。
ふふっ……うわ、やば……下着可愛いね?」
なんかこう……ジミン氏には躊躇いというものがないのだろうか。
普通だったら、初めてだったら。
もっと躊躇ったり恥じらったり……戸惑ったりテンパったりしないのかぃ!?
そんな私の制止の声や疑問は届かず彼は応えてくれるもののその手は止まらず。
スルリと脱がし、国民的アイドルに下着を晒してしまう始末。
……死にたい。
「……!……ジミン君ちょっとまって、」
JM「あ、ヌナ隠しちゃだめ。
グラビアアイドルなんだから見られるの平気なんじゃないの?」
「水着と下着は違います!私だって羞恥心というものがっ
……あっ、やだっ…なに触って、こらっ!……んっ、」
JM「…わぁー……柔らか、
ね、これも取っていーい?
ヌナ……すっごく綺麗だね、」
……誰かこの青年を止めてくれ。
慌ててるのは私だけ、テンパってるのは私だけ。
こっちはぎゃあぎゃあ騒いでるのに止まらない彼はもう、破廉恥展開と興味本位に取りつかれたみたいにコトを進めていく。
ふに、とジミン氏の手に包まれた自分の胸とストレートな感想と更なる要求。
もう、耐えられないのに、また変な声が出る。
……そんな不純すぎる展開。
「ジミンくっ……見ないで、恥ずかしっ…」
JM「……やだ。ちゃんと見る。
ヌナ、顔上げて?」
色んな意味でもはや泣きそうで。
それなのに私の頬をくいっと上げさせた彼はちゅ、と可愛い音を立てて……キスをした。
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みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ もう続きが気になります!!更新されるの楽しみにしてます(^ ^) (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初めまして。大好きなじみんちゃんのお話を探してたらこの作品に出逢えました。普段完結ものしか読まないのですが。主人公の女性の気持ちに感情移入してしまい。素敵だなと思い読ませて頂いてます。お話し執筆されるの大変かと思いますが続きを楽しみにしています。 (2020年11月4日 13時) (レス) id: 4c311be18c (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - このお話大好きです!二回目でするっと解決とはいかなさそうですね(^^)これから2人がどうなるのか楽しみです〜! (2020年11月1日 14時) (レス) id: 6fe0a9177b (このIDを非表示/違反報告)
namicco(プロフ) - いつも楽しみによんでます。ジミンペンなのでいつもドキドキしちゃってます!ぜひ長く続けて下さい! (2020年11月1日 13時) (レス) id: 2bc59f1f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2020年10月18日 11時