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自販機の横の狭い隙間にすっぽり収まるカラダ。
それに加えて何故か体育座りをしている人物にぶつかり躓きそうになるものの、それが誰なのか確認してしまえば言葉に詰まった。
え、……嘘でしょ……君はもしや……
あのBTSのパク ジミン氏じゃありませんか！
売れないグラビアアイドルの私が鼻くそなら彼は……宝石。
いやいや鼻くそにも私は及ばないだろう。鼻くそに申し訳ない……悲しい。
この事務所の全てを支えてるといっても過言ではないのに、そんな彼がなぜこんな事務所の奥で……体育座りしてんの！？
JM｢……ぐすっ……｣
……な、泣いてるーっ！？
事務所の奥のこの穴場に来るまでの廊下もどこのフロアでも、BTSのパネルやポスターがそれはそれは至る所に貼ってある。
その中のパク ジミン氏はキラキラのスマイルを向けていてふにゃふにゃなあの笑顔は可愛くて、密かな私の癒しであるのと同時におこがましいけれど……推している。尊い。
心の中で盛大に突っ込むけれど、それどころじゃない。
｢あ、あの……どうかされたんですか、？｣
JM｢……あ、……すみませ………俺っ…｣
まさか、こんな所で推しとばったり会うとは思わず、しかも泣いてる成人男性をほっとく訳にもいかず。
元々お人好しな私が思いきって声をかけると、ジミン氏は私の声に驚きハッとして見上げた。
……可愛すぎるぞ。
JM｢……それであの…なんか苦しくてプレッシャーを感じて
逃げてきちゃったんです。｣
｢……そっか…そうだったんですね。｣
泣いてるジミン氏をほっておけない私はとりあえずハンカチと新しいミネラルウォーターを差出し、ごく普通に声をかけた。
決して下心はない。
断じてないけれど、素直にありがとうと受け取ってくれた彼は沈黙を破るようにぽつりと私に話はじめた。
｢要するに…コンセプトというか、自分の立ち位置に悩んでるということですか？｣
JM｢…はい。
なんだかいつの間にかそういう方向性が当たり前になってそれが負担に感じるようなっていて…
俺、本当はそういうキャラじゃないんです。
だってその、今だってこんなじゃないですか。｣
涙が落ち着いたのか私を引き止め経緯を話し始めたジミン氏に私は開いた口が塞がらなかった。
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みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ もう続きが気になります！！更新されるの楽しみにしてます(^ ^) (2020年11月28日 18時) (
レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 初めまして^_^ (2020年11月28日 18時) (レス) id: 6c527f49bb (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初めまして。大好きなじみんちゃんのお話を探してたらこの作品に出逢えました。普段完結ものしか読まないのですが。主人公の女性の気持ちに感情移入してしまい。素敵だなと思い読ませて頂いてます。お話し執筆されるの大変かと思いますが続きを楽しみにしています。 (2020年11月4日 13時) (レス) id: 4c311be18c (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - このお話大好きです！二回目でするっと解決とはいかなさそうですね(^^)これから2人がどうなるのか楽しみです〜！ (2020年11月1日 14時) (レス) id: 6fe0a9177b (このIDを非表示/違反報告)
namicco(プロフ) - いつも楽しみによんでます。ジミンペンなのでいつもドキドキしちゃってます！ぜひ長く続けて下さい！ (2020年11月1日 13時) (レス) id: 2bc59f1f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2020年10月18日 11時
