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いつから私はこんなに女々しくなってしまったのだろう。
強い意思をもって、死を覚悟してまで乗り込んだはずのこの場所で私は何度捩じ伏せられるんだろう。
たった１人の男に幾度となく邪魔をされては心を抉られ……
私が全て間違っているの？
｢……やっ……触らないでっ……｣
流れる自身の涙を無視して睨み付けるしかできない。
両足に割り入るソクジンの身体に嫌だと意思を剥き出しにしても力では到底敵わなくて。
｢…私は貴方ともうこんなことなんて微塵も……ひゃっ！｣
JN｢こんなこと……とはなんですか？｣
｢やぁっ……やだっ…ソクジンっ、……んっ｣
……嫌いよ。貴方なんか大嫌い。
もう二度と貴方にこの身体を触れさせるもんかと心に決めていた。
でも寝着を支える帯が呆気なく解かれてがばりと素肌を晒され、いきなり胸元にその端正な顔を埋められてしまえばその誓いは簡単に崩れていく。
何もかもを貴方に……壊される。
両手首を一纏めにされて寝具に縫い付けられて。
静かな部屋には私だけの声が木霊し、胸は執拗に唇や舌から攻められる。
卑猥な水音も高い自分の声も聞きたくない。
ぢゅ、と吸われて弾く刺激に跳ねる身体なんか大嫌いなのに力は抜けていく一方で。
この震えは怒りが溢れているからなんだと必死に言い聞かせるものの、そっと顔を上げたソクジンの表情……濡れた唇を舌で舐めとりながら私をじっと見つめたそれに何故かぞくりとしてしまった。
｢……んっ……ふぅっ…｣
JN｢もっと口を開けて…｣
ぷちゅ、と重なる二人の唇。
熱い吐息を吐き出しては絡む互いの舌に呼吸が苦しくなる。
柔らかくて厚ぼったくて熱い唇も、逃げているのに絡んでくる強気な舌も、大嫌いなはずで噛みきりたいはずなのにそれが出来ない。
もっと口を開けて、なんて小さく言うその声だって。
さっきまでは冷たくて低かったのにどこか柔らかいのはどうしてなの。
なんで私は抗えないの……
長い口づけ。逃げてるはずなのに導かれるように互いの吐息は重なり優しく髪を撫でる仕草に私の心は戸惑って。
呼吸が追い付かなくて身体を震わせればぎゅっと腰を引き寄せるソクジンが本当に分からない。
私の両手首はとうに解放されているのに、どうして私は何も出来ないのかが一番分からなかった。
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ぽち(プロフ) - シリーズ1…すでに色々ありすぎて、更新さられるたびにワクワクが止まりませんでした(≧∀≦)ホビさんが出てきたときとか、ジン様が復讐相手の実子だった時とか…もう何度も「なぬー！？！？」ってなりましたwシリーズ2も楽しみにしてます☆ (2020年7月4日 10時) (
レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民 - まだまだお話しが続くようで大変嬉しいです。今後の展開めっちゃ気になります。 (2020年7月4日 9時) (レス) id: bdb38dd673 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 黄色ジャス民さん» ありがとうございます！嬉しいお言葉、感謝です。これからもぜひ、よろしくお願いします！更新も頑張りますね！(*^^*) (2020年6月28日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民 - 初めまして！小説読みました。めっちゃ大好きで今後の展開が気になります。これからも愛読していきます。 (2020年6月25日 7時) (レス) id: 9d40e02138 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» ぽちさんありがとうございます本当に久しぶりですね……いつもありがとうございます！！こじらせ女子も準備中ですし、そちらの方も頑張るつもりですしこのお話もよろしくお願いしますねっ(*^^*)いつも暖かいお言葉本当にありがとうございます！大好きです(*^^*) (2020年6月18日 10時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2020年6月17日 10時
