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聞きたくない言葉にぎゅっと目を瞑っても、無理矢理視線を合わせられる。
嫌だと顔を背けても頬を引き寄せられてばちん、と二人のそれが混じり合う。
ちゅ、と唇が重なりゆっくりと抉じ開けられてぬるりて濡れた舌が侵入し、絡んで。
小さく水音を奏でながらそれは私の言葉を奪っていく。
JN｢……嫌ならどうぞ力づくで逃げて下さい。
舌を噛んででも憎いなら全力で振り払えばいい。｣
｢……んっ、ふうぅっ……ソクジンっ……やめっ、｣
JN｢……まぁ、貴女にそれができれば、の話ですが。｣
……嫌……ソクジンと二度とこんな関係になんてなりたくない。
もう貴方の思い通りになんかなりたくないのになんで？
身体が言うことを聞かない上に耳や首筋をゆっくりなぞるその指先にぞくぞくと刺激が走り、力が入らない。
JN｢……もしかしたらもう貴女の身体には私の子が宿っているかもしれませんね。
ハン家の血を……正当な血を引く世継ぎが既に……｣
心を抉る、容赦ない言葉にぼろりと涙が伝う。
我慢ならない耐え難い屈辱とその言葉に負けたくないのに心が悲鳴を上げる。
ぼろぼろと零れるそれを撫でる指先。
そっと降下させて素肌に這わせ、やがて私の胸を刺激して。
薄目を開けて私を見つめるソクジンの口角がゆっくりと上がる様に悔しさが込み上がる。
……なんて事を貴方はっ……
もう、嫌……苦しいよ、
がりっ
｢……離してよっ！！｣
馬鹿にされ続け、味わされた屈辱に思いっきりその唇を噛んで。
これ以上傷つきたくない私の心が壊れる前に私は精一杯の抵抗をする。
がりっと噛んだ行動にさすがに怯んだソクジンからほんの隙をついて素早く距離を取り、乱された衣服を手繰り寄せたものの、涙はぼろぼろと止まることなく溢れてきて。
はぁっ、と荒く息を切らすのはいつも私だけ……
｢ソクジンっ……私はもう貴方の思い通りになんかならないっ！｣
必死に睨み付けてるつもりでも、きっとその表情は情けないだろう。
眉は下がり、涙に濡れた私が今なにを言っても説得力なんて何一つないんだろう。
……でも。
｢貴方ごときに支配されてたまるもんですかっ…
二度と……もう二度と触れさせないわ！｣
必死に着物を整え、勢いよくこの部屋を飛び出した。
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ぽち(プロフ) - シリーズ1…すでに色々ありすぎて、更新さられるたびにワクワクが止まりませんでした(≧∀≦)ホビさんが出てきたときとか、ジン様が復讐相手の実子だった時とか…もう何度も「なぬー！？！？」ってなりましたwシリーズ2も楽しみにしてます☆ (2020年7月4日 10時) (
レス) id: f642a86e45 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民 - まだまだお話しが続くようで大変嬉しいです。今後の展開めっちゃ気になります。 (2020年7月4日 9時) (レス) id: bdb38dd673 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 黄色ジャス民さん» ありがとうございます！嬉しいお言葉、感謝です。これからもぜひ、よろしくお願いします！更新も頑張りますね！(*^^*) (2020年6月28日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民 - 初めまして！小説読みました。めっちゃ大好きで今後の展開が気になります。これからも愛読していきます。 (2020年6月25日 7時) (レス) id: 9d40e02138 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» ぽちさんありがとうございます本当に久しぶりですね……いつもありがとうございます！！こじらせ女子も準備中ですし、そちらの方も頑張るつもりですしこのお話もよろしくお願いしますねっ(*^^*)いつも暖かいお言葉本当にありがとうございます！大好きです(*^^*) (2020年6月18日 10時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2020年6月17日 10時
