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痛いぐらいに心臓がばくばく鳴ってるのに、それ以上にぎゅーって鷲掴まれたみたいに締め付けられた。
真っ直ぐ私を見つめるテヒョンの切なそうな表情はとことんずるくて、私は相変わらずそれに弱いと思う。
焦ってる、なんて…
｢……この部屋にAがいるってだけでどうにかなりそうなのに
たった数日仕事で離れただけなのにおかしくなりそうだった。
嫌なことはしたくないけど、こー見えてまじで余裕ない。｣
飄々としていていつだって私をからかい、うまく丸めこむのがテヒョンなのに。
泣き出した私の頬っぺたをゆっくり撫でる指先が暖かくて、やがて優しくちゅ、と涙を掬うように唇を押し当てた。
｢ふふっ……テヒョン、くすぐったい、｣
｢好きだって気づいたらもうだめ。
触りたいしちゅーしたいしAの全部……すげー食べたい。｣
繰り返し当たるふにっとしたテヒョンの唇に思わず肩がすくんだけれど、このくすぐったさは私……すごく好き。
私は食べ物じゃないよ、と言いたいけれど
好きというありのままの言葉は嬉しいに決まってるし私だってあなたに返したいし応えたいって思ってるんだよ。
｢私だってテヒョンが好き、大好き。
だからっ…………いいよ。｣
｢……え、？｣
遊ぶような口づけが私の首筋を刺激し、テヒョンの声だって私の弱点で。
嫌なことはしたくない、と
泣かないでって……言わずともそんな風に涙を掬ってくれるあなたが大好きなの。
私の言葉にテヒョンが驚いたように目を見開いて。
いいよ、と自分からキスをした私の頬っぺたは真っ赤かもしれない。
軽い女だとかちょろい女だと誰かが私を笑おうと今は……いいや。
離れていた月日はいつの間にか私たちを大人にしたんだから。
｢っだからその、したいなら……していいよ。｣
｢……まじで言ってんの？
どういう意味かわかってる？｣
｢……うん。でも、それよりも先にシャワーを浴びたい、です…｣
恥ずかしすぎて死にそうなぐらい心臓を打ちならしながらも
こくり、と小さく頷きテヒョンの衣服の裾をきゅ、と握る。
本当は逃げ出したいけれど、初恋をずっと拗らせていた私だって欲ぐらいあるから。
……テヒョンの色んな表情をもっと知りたい、私だってテヒョンにもっと触れたいんだもん。
私は、テヒョンが……大好きなんだ。
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rei(プロフ) - わあおっっ🩷いいですねぇ〜テヒョンもヒロインちゃんも可愛くてたまらんです！ (2月18日 21時) (
レス) @page40 id: ca6de663e9 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 更新ありがとうございます(TωT) (2月18日 19時) (レス) @page40 id: 9b10fd0ddb (このIDを非表示/違反報告)
ててまり(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2023年2月14日 10時) (レス) @page39 id: 7fc5a4834b (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 最高🫶🏻 (2022年5月13日 1時) (レス) @page39 id: cc2b0d8fad (このIDを非表示/違反報告)
ワカ(プロフ) - わぁぁぁぁ、、ドキドキが、、吐きそー笑笑 続き楽しみです(*´꒳`*) (2022年1月27日 12時) (レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年11月4日 20時
