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ポチを抱きしめて無理矢理目を瞑って、何度も寝返りを繰り返すうちに気付けばすぐに朝はやってくる。
｢……あははっ……やばい、すごい顔だ。｣
眠れない夜があるなんてこの歳になって初めて経験した。
それに加えて鏡を見た自分の酷い有り様に思わず声を出して笑ってしまった私は……きっと大丈夫。
早朝から畑に出て汗を流せば、その疲労感のおかげで眠れるだろうと早速準備をして私はいつもの格好になって。
行ってきます、とおじいちゃんとおばあちゃんの仏壇に手を合わせればもう、いつもの私。
変わらない毎日を過ごすためのルーティンは私のカラダと心をだんだんと整えていく。
早起きして庭であったかいコーヒーを飲んで、日中は目一杯働いて汗だくになって夜は星を見る。
今日も頑張った、明日も頑張ろうって、自分を褒めて私は毎日を過ごすんだ。
｢……わぁ、いい感じだ……今年は豊作かも、｣
畑を見渡し気になるイチゴの苗を確認してみれば
だいぶいい感じに成長してくれていて、それに嬉しく思う。
真っ赤に熟れた実に朝露と日差しが反射してキラキラしてて
とっても綺麗でそれを目にしつつ収穫日をいつにしよう、とかお客様に連絡してお届け日を決めなきゃ、とか考えて。
……明後日には収穫しよう。
ここに突然やってきたテヒョンが突然１週間滞在する、と宣言したのはほんの数日前。
やたらとイチゴに執着した彼の１週間の最終日には収穫できるはずのそれは予定どおり明後日かな、と考えて……また私は情けなく眉が下がってしまって。
あぁ、だめだ……全然私、切り替えられてない、
……ふふっ、あはは！……変なの。
本当にイチゴ、好きなんだね。
…………あぁそうだよ。好き。……すげー好き。
まじで今すぐ食いたい。
あはははっ！……嬉しいな……きっともうすぐ収穫できるよ。
イチゴに嫉妬しちゃうぐらいの言い方と表情に私は羨ましいと思ったっけ、なんて……本当に私はばかだなぁ、
叶わなかった１週間は長そうに思えて短くて、結局テヒョンはあっという間に帰ってしまった。
ちゃんと送り出せなかったことと一緒にイチゴを収穫できなかったのが悔しいけれど、可愛い苗と果実たちは待ってくれないから。
明後日は私１人で収穫しよう、と立ち上がった。
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tete?(プロフ) - 素敵すぎます！！キュンキュンしたし号泣しました！ぜひ続編が読みたいです！ (2021年10月22日 20時) (
レス) @page50 id: 9f2748196d (このIDを非表示/違反報告)
かおりんこ(プロフ) - 初めまして！可愛いキュンキュンするお話をありがとうございました！ソウル編ぜひお願いしたいです🙏💜 (2021年10月21日 20時) (レス) @page50 id: 938f0fcb54 (このIDを非表示/違反報告)
かづき(プロフ) - はじめまして。二人のかわいらしさにかは寄せられて、毎回更新が待ち遠しかったお話です。幸せな結末でうれしかったんですが、もう終わっちゃうのかと寂しくなりました。ぜひ、続編をお願いします。楽しみにしています。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 3327e12a6b (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - はじめまして。楽しく読みました♪ ソウル編も読ませていただけましたら嬉しいです。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 17280345a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりか(プロフ) - キュンキュンするお話ありがとうございます（ ; ; ）ソウル変更楽しみにしてます💜 (2021年10月20日 3時) (レス) @page50 id: fc911e40d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年9月9日 23時
