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ごろん、と相変わらずの態度でソファーに寛ぐテヒョンはにこにことスマホをタップして私なんかそっちのけ。
……む、としても教えてくれないのなら仕方がないけれど
普通に気になるしあんなに暇だと言っていたからなんだか拍子抜けする私。
でも家事の手を再開させれば自分の明日の予定が頭を過り、自ずと仕事の段取りへとシフトがチェンジするからパタパタと準備しているうちにとっぷりと夜は更ける。
……あ、もうこんな時間か……明日も早いからそろそろ寝ないと、と思うもピタリと一時停止。
今日はさすがに自分の部屋で寝ないといけない気がする。
深い意味は断じてないけれど、テヒョンに好きと気持ちをぶつけた手前なんというか……うん。
今までみたいに川の字になんて無理……無理無理無理！
意識しすぎだと誰かが私を鼻で笑おうと知るもんか。
私はそういうのは初心者だし何も知らないし、朝になればどうしてかテヒョンの抱き枕にされているけど……それだって本当にいっぱいいっぱいなんだ。
一人暮らしが長いからポチと寝るのがルーティンでも今日からは諦めよう、とリビングに畳んである布団の前で沢山考えて。よいしょ、と布団に手をかけて持ち上げた時に私のシャツの裾をくんっと引かれれば、それが誰かなんて考えなくても分かった。
｢……どこ行くの？｣
｢ど、どこって……自分の部屋だけど、｣
｢ここで寝ないの？｣
考えてみれば、というか最初からいい歳した男女がこうやって雑魚寝するのもいかがなものかと思う。
それなのに私はなんやかんや言いくるめられてしまい、それをやっと今は本来の在り方へと戻すだけ。
……別に意識してない、と強く言い聞かせたいけどあれ、おかしい。
なんか考えれば考えるほど急にぼっと頬に熱が集まってくる。
ちゃんと振り返って正論なんか言えなかった。
｢……えっと、｣
｢トランプ、しないの？｣
テヒョンの布団だけを敷いた私を引き止める手とトランプという言葉にこっちの言葉が詰まる。
意識してるのは私だけで彼は本当に近所の少年みたいでなんか……恥ずかしい。
あーもう！
｢……３回だけなら。｣
｢……ふふっ……うん。
でも３回って結構あっという間だから……どうせなら何か賭けよ？｣
謎の引き止めには結局負けてしまうけど
この勝負には何がなんでも勝たなくちゃいけない気がする。
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tete?(プロフ) - 素敵すぎます！！キュンキュンしたし号泣しました！ぜひ続編が読みたいです！ (2021年10月22日 20時) (
レス) @page50 id: 9f2748196d (このIDを非表示/違反報告)
かおりんこ(プロフ) - 初めまして！可愛いキュンキュンするお話をありがとうございました！ソウル編ぜひお願いしたいです🙏💜 (2021年10月21日 20時) (レス) @page50 id: 938f0fcb54 (このIDを非表示/違反報告)
かづき(プロフ) - はじめまして。二人のかわいらしさにかは寄せられて、毎回更新が待ち遠しかったお話です。幸せな結末でうれしかったんですが、もう終わっちゃうのかと寂しくなりました。ぜひ、続編をお願いします。楽しみにしています。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 3327e12a6b (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - はじめまして。楽しく読みました♪ ソウル編も読ませていただけましたら嬉しいです。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 17280345a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりか(プロフ) - キュンキュンするお話ありがとうございます（ ; ; ）ソウル変更楽しみにしてます💜 (2021年10月20日 3時) (レス) @page50 id: fc911e40d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年9月9日 23時
