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好きな人に好きと伝えるのってすごく……あったかい。
心がぽかぽかして、それがじんわり広がって嬉しくなる。
初めてだけど比べる対象はないけれど、何となくテヒョンは不慣れな私に合わせてくれてるような気がして。
はやる気持ちや下手くそな息づかいをする私のそれらを、落ちつかせるようにコントロールしてる気がするんだ。
優しいキスは導くようにゆっくりでくっついては離れて、時折頬っぺたにちゅ、と唇を押し当てて。
それが気持ちいいとくすぐったいをうまく混ぜているから
こんな私でもついていけるんだ。
随分と長く互いの唇を重ね合い
やがてテヒョンが私の下唇を食べるようにぷちゅりと音を立ててゆっくり離せば。
確かに二人キスをしていたんだと教えるみたいに互いを繋ぐ糸が私を現実に引き戻す。
｢あー、だめ。もうこれ以上は無理。俺がだめになる、｣
｢……はぁっ…………テヒョン、？…………ひゃっ！｣
｢……なんだよその顔……可愛すぎ。
まじで生意気、しんどい。｣
ゆっくり離れたキスがちょっとだけ名残惜しくてすぐに切り替えられなくて。
半開きな口とどこかぼんやりとした視界のままテヒョンを見つめれば、意味の分からないことを呟き直ぐ様抱きしめられて。
いつもならぶさいくって言うのに
今日は真逆すぎる言葉で私を引き寄せるテヒョンは慣れないけどまた私は心がぽかぽかする。
恥ずかしいけど、それ以上に胸がいっぱいなんだ。
｢ふふっ……テヒョン、あったかい。｣
｢……うん。｣
抱きしめられて触れる熱が私に伝わってそれが心地よくて。
水の中だからやけに暖かく感じて、そっとテヒョンの背中に腕を回せば私とは全く違うテヒョンのカラダは広くて大きくて男っぽくて、二人は大人になったんだなって理解できるけど。
何年もの間互いに離れていたし、私はきっと人生を不恰好にこじらせていたし。
好きな人に好きを伝えられたことも
抱きしめて伝わるぬくもりも実感してしまえば、本当に今さらだけど……泣けてきた。
そっと離れて互いに見つめ合えばぽろぽろと涙がこぼれて。
｢泣かないでよ。あーもう……可愛いってば。｣
｢……っ……ごめんなさ、｣
｢なんで謝るの。とりあえず……あがろっか。｣
泣き出した私は面倒くさくて可愛くないのに。
ぽん、と髪を撫でたその手は大きくてやっぱり暖かかった。
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tete?(プロフ) - 素敵すぎます！！キュンキュンしたし号泣しました！ぜひ続編が読みたいです！ (2021年10月22日 20時) (
レス) @page50 id: 9f2748196d (このIDを非表示/違反報告)
かおりんこ(プロフ) - 初めまして！可愛いキュンキュンするお話をありがとうございました！ソウル編ぜひお願いしたいです🙏💜 (2021年10月21日 20時) (レス) @page50 id: 938f0fcb54 (このIDを非表示/違反報告)
かづき(プロフ) - はじめまして。二人のかわいらしさにかは寄せられて、毎回更新が待ち遠しかったお話です。幸せな結末でうれしかったんですが、もう終わっちゃうのかと寂しくなりました。ぜひ、続編をお願いします。楽しみにしています。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 3327e12a6b (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - はじめまして。楽しく読みました♪ ソウル編も読ませていただけましたら嬉しいです。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 17280345a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりか(プロフ) - キュンキュンするお話ありがとうございます（ ; ; ）ソウル変更楽しみにしてます💜 (2021年10月20日 3時) (レス) @page50 id: fc911e40d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年9月9日 23時
