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食器を洗ってるキミを遠目に見つめながら過去にトリップしてた俺。
むくりと起き上がって
謝りたい、今このタイミングで不自然にならないように言いたいって思ってんのに……喉がつっかえる。
こんなに俺って小心者だったっけ、と突っ込みたいのに戸惑う間もなく。
食器を洗い終わったAは手を拭いてくるりと俺に振り向いた。
｢……テヒョン、あの……昔はその……ごめんね。｣
｢……え、？｣
困ったように笑ったキミ。
いきなりごめん、と言われたから俺は訳がわからなかった。
｢……ずっと謝りたかった。
テヒョンに頑張れって……応援するねって
あの時言えなくて……ごめんね、｣
は？
……なんで、Aが謝るんだよ。
それを言わなきゃいけないのは、俺なのに。
｢まさか、今日会えるとは思わなかったけど。
ずっとモヤモヤしてたしきっと今しか言えない気がしたから……だから、あの時はごめんね。｣
｢……そんなこと、｣
｢……ふふっ！……あー、さっぱりした！｣
言うだけ言って俺に背を向けて家事を再開させたA。
さっぱりした、なんて…………ちょっと待て。
俺はまだ、なにも言ってない。
｢……あ、そういえば今日はこれからテヒョンはどうする…
わゎっ！……テヒョン？｣
立ち上がって彼女の肩を掴んで少し強引に振り向かせてみれば、大きな瞳が驚いたように俺を見つめて。
ちょっと近い距離と二人の身長差に
やっぱり10年は長いな、と思った。
｢……謝んなきゃいけないのは俺だから。
あの時ひどいこと言って泣かせて……傷つけてごめん。｣
長い月日に対してあの日のことは時効だ、と俺は目を瞑れなくてキミに非はなかったのに。
なんで俺が謝られてんの。
やっと言えたごめん、に。
ずっと靄がかかった胸のつっかえが、すーっと消えた。
｢……テヒョンが謝った、…｣
｢……は？｣
｢わぁ……感動した……ふふっ。……大人になったねぇ。｣
｢ちょ、やめてよ。……むかつく。｣
こっちは真面目なのに目を見開かせたままぽかん、としたA。
想像とは違う反応に、むっときて。
挙げ句の果てに犬を撫でるように俺の髪をわしゃわしゃするもんだから尚更腹が立った。
……そうだよ。俺らはもう、大人なんだよ。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
