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ずっと謝りたいと思ってた。
小さな頃、俺は両親から離れてここに来たけれど
慣れない場所だし泣きじゃくって、じーちゃんとばーちゃんはお手上げ。
そんな俺に話しかけてくれた女の子。
泣かないでって微笑んだその子は俺と似た境遇というか。
あの時はそう思ってたけど、彼女は両親を事故で亡くしていて俺より先にこの場所で祖父母と共に暮らしていたようだった。
それがAで、Aのおかげでこの環境にも慣れた俺は寂しさが紛れて
二人はいつでも一緒だった。
互いの祖父母も仲が良かったしここは村の外れだったから尚更で。
でも、俺は基本的にわがままだしガキだった。
両親が会いに来てくれて嬉しくても、やがてそれの時間がさよならになってしまえば泣いてしまい、俺を慰める毎度の彼女のその優しさが煩わしいと思った時があって。
無神経な言葉を彼女に投げつけていたんだ。
｢……泣かないで、テヒョン。
おじさんもおばさんもまた会いに来てくれるって言ってたよ。｣
｢…………うぅ、兄妹たちは皆あっちで暮らしてるのに
何で俺だけっ、｣
｢……大丈夫だよ。おじいちゃんおばあちゃんも、私もいるよ。｣
どうしようもない事情があっても納得しないのが子どもで、あの時の俺。
はっきり言って、そんな俺を毎回慰めるのは面倒だったろうな、と今となって思うけどまじでくそガキだった俺は言ってはいけない言葉で初めて彼女を泣かせた。
｢……うるさい！両親も兄妹もいないくせにっ……
最初っから１人だったAに……俺の気持ちなんか分からない！｣
はっ倒してやりたい、ぶん殴りたいほどのガキ。
心が狭くてちっちゃい俺を慰め肩を擦るキミの手を振り払って、叫んでいた。
言い返さない、静かな空気にハッとすればAは初めて俺の前で泣いたんだ。
そんで、声を震わせた。
｢……そうだよ。私にはテヒョンの気持ちは分からない。
でもっ……テヒョンは会えるじゃん。
私は！会いたくても会えないもんっ……ふぇ、
テヒョンだって私の気持ちなんか知らないくせにっ……う、｣
しまった、と思っても遅くてとんでもなく傷つけた。
あれほどばーちゃんからAの家庭環境を聞かされいたのにまじで……最低な俺。
寂しくて泣いていたのに自分の涙も止まっていて。
走り去った彼女を追いかけたっけ。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
