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……あ、やばい。……泣きそう。
テヒョンが何を考えてるか分からないし土に汚れていた自分は毎回ぶさいくって言われて、すごく醜いみたいじゃないか。
それもこんなやり方で……って抗議よりも何よりも。
誰だって好きな人にそんなのを言われてしまえば悲しいと思う。
諦めていた恋だけど、いきなりやってきて掻き回して舞い上がらせたのはテヒョンなのに。
むかつくなら、なんで大事な休みをここで過ごすのよ、
｢………っ……う、……テヒョンのばかっ、｣
｢……今さら？……んふっ……泣くなって。｣
｢……だってこんなの……笑わないでっ、…離してよ、｣
｢あははっ、……やだ。
俺がむかつくならほら、やり返せば？｣
……なんで笑うのさ。
堪えきれなくて自分が惨めで、情けなく眉が下がってしまえば勝手に頬に涙が流れる。
そんな私の子どもっぽい文句にさえ開き直り笑うテヒョンが分からない。
こんな事で泣くのが嫌で、ぎゅっと下唇を噛んでみても一度溢れたそれは止まってくれなくて。
見せたくないぶさいくな私が俯きたくても
頬に添えたテヒョンの大きくて綺麗な手が許してくれずに
やり返せって……どーぞって、顔を寄せてくる始末。
……こうなったらとことん変な顔にしちゃおうか。
｢……い、痛くない……？｣
｢ぜーんぜん。びびってんの？
腹立つならもっとぐちゃぐちゃにやっちゃえばいいのに……
いざとなったら遠慮するよね。｣
｢言い方悪い……っ……だって、テヒョンの立場というか仕事というか…
それに支障が出たらとかいろいろっ、｣
｢ふはっ。……そーだね。
他の人なら嫌だけどAならいつでも触っていい。
でも……俺も。｣
｢……え、｣
｢Aが触るなら俺も触るよ。｣
本当はいーって引っ張りたいぐらい、その綺麗な自慢の顔を揉みくちゃにするつもりだった。
でもテヒョンの言う通り、私はあれこれ考えて振り切れなくてそれは図星。
だってあのテヒョンだし……と
むにゅりと親指と人差し指だけで摘まむしか反抗できないんだ。
あまり頭が働いてくれず、すぐに理解できないテヒョンの言い分に戸惑う間もなくふわっと包まれた私の頬っぺた。
意地の悪くない掌が何度もゆっくり撫でてそれにハッとして見上げれば。
｢……俺は、｣
優しく笑うテヒョンの細めた瞳とばちん、と私のそれが交わった。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
