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私の手を引き先を歩くテヒョンが何を考えてるのか分からないけど。
そこまで間取りが広いわけじゃないからその足取りがどこに向かってるのだけは分かった。
……だって、私の家だし。
｢っテヒョン！？何する………ひゃっ！｣
｢何って……んー。……だって土ついてるし。｣
ばんっと浴室のドアが開きそのまま押し込まれて。
慌てるも、あろうことかテヒョンはいきなりシャワーを私の顔にかけてきた。
……意味が分からない。
土って……さっきユヌ君に指摘されたやつのことなのだろうか。
でも、それにしたってこんなのってない。
勢いはあまりないけれど、服を着たまま頭からシャワーをかけられるとは思わなかった。
土がついてるならひとこと私に言えばこと足りたのに。
あまりの出来事に呆然としてしまえば
テヒョンはごしごしとちょっぴり強めに頬を拭って。
くいっと後頭部を見上げさせるように固定し、真顔のまま私を見つめる。
……あぁ、なんだろう。
擦られる頬が痛い気がするけどそれ以上に胸が……痛い。
｢……テヒョン、服……濡れちゃう、｣
｢いーよそんなのどうだって。｣
｢よくないってば、……ね、痛いよ、｣
｢うん、ごめん。でも俺はやだ。｣
壁掛けの出しっぱなしのシャワーが広くない浴室にいる私たちを無遠慮に濡らしてく。
私はともかくテヒョンはさっきお風呂に入ってたし、と意味不明すぎて理解できない。
痛い、は本当で土汚れなんかもうとっくに落ちてるはずなのに。
私の抗議も虚しく、やだって……何が？
でも、緩くなった彼の親指が撫でるように頬っぺたを擽って。
何度か繰り返したのちにそれはやがてぶに、といういつもの感触へと変わる。
……っ……またそうやって、
｢簡単に触られるなよ。｣
｢……え、？｣
｢ただの宅配なのに距離近すぎるし人ん家のことを詮索しすぎでしょ。
……いつもあんな感じなの？｣
何を言ってるんだろう、と考えてもこの状況じゃ
頭が働いてくれなくて。
お決まりのそれに対してすぐにやめて、って言えなかった。
なんで私、テヒョンに怒られてるんだろう。
｢…えっと、｣
｢むかつく。……ぶさいく。｣
｢い、痛い！………ひど、｣
むぎゅ、と掴まれた頬もぶさいくって言葉も。
今の私には何だか全部痛かった。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
