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土にまみれた服を着替えようとしたタイミングで玄関の呼び鈴が我が家に鳴り響いて。
突然の来客の知らせに今日は何かあったっけ、と考えみれば
宅配物のお届け日だということを思い出し、ぱたぱたと駆ける。
｢……Aヌナいるー？荷物持って来たよー！｣
｢……はーい！今開けますー！｣
元気な声が外から聞こえ、その主はこの地域を担当している若い男の子。
私はよく宅配便を利用することが多いから、何度も顔を合わせていくうちに打ち解けていって。
人懐っこい彼はとにかく元気で今ではこの辺のおじいちゃんおばあちゃんの人気者なんだ。
ちなみにうちのポチも彼が大好きらしい。
｢お、ポチ久しぶりー！元気だったか？｣
｢お疲れ様ユヌ君。……あっ、ポチ仕事の邪魔しちゃだめ！｣
｢あはは！お前は本当に可愛いなー！｣
飛び出したポチが案の定ユヌ君の足元をぐるぐるして
彼は嫌な顔せず爽やかな笑顔で声をかけては撫でるから、今思えばこれがきっかけでユヌ君と仲が良くなった気がする。
荷物を受け取りながらそんなことを考えた。
｢ヌナこの前は野菜ありがとう。
かーちゃんがすげー喜んでた。｣
｢ほんと？それはよかった。｣
｢っていうかさ、庭先にでかい車あるけど誰か来てるの？
ヌナいつも１人なのになんか……珍しいね。｣
｢へっ！？……あ……う、うん。
失礼だなぁ、人を寂しい人間みたいに言わないでよ。｣
｢あははっ！ごめんごめん。……で、来てるのって男？｣
｢……そ、それは……えっと、……親戚のおじさんで｣
私をからかう彼に少し反抗するも思わぬ質問にハッとして。
庭先の車という言葉と玄関にある私の物ではない靴を不思議そうに見つめたユヌ君にどう答えるべきなのか。
まさか、あのBTSのテヒョンが我が家にいるなんて言えるはずもなく咄嗟に親戚のおじさんだと言ってしまった。
｢親戚ねぇ……なーんだ。
俺はてっきり彼氏かと思った。だってこの靴ブランド物じゃん！｣
｢……そんなわけないでしょ！私は、｣
｢だよねー。ヌナ毎日畑で忙しいもんね？
今朝もまた畑行ってたんでしょ。
普通彼氏いる人が顔に土なんかつけないし……ほら。｣
彼氏とか勘弁してほしいしからかいはいつものことだけど。
いきなり頬をぐいっと拭われて心底びっくりした。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
