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あれから私はこれ以上だめだ、と己を奮い立たせて起き上がりいつも通りに家事をした。
天気予報通りに朝日は眩しくても、テヒョンはまだ夢の中だから起こさないように準備をすれば愛犬がおはよう、と足元に掛け寄ってきた。
｢……ふふっ……ポチおはよう。
あとでいっぱいお散歩してあげるから今はテヒョンをよろしくね？｣
涼しい朝にする畑仕事が好きでいつもはポチも一緒に連れてくけれど。
テヒョンはぐっすりだし朝ごはんは帰ってきてからにしよう、と早朝から農園へと足を進める。
間引きしたり、支柱で支えたり、追肥したり。
作業を進めてそれに没頭するも頭の中では色んなことを考えてしまってそれはやっぱりテヒョンのこと。
幸いにも手やカラダは日頃の仕事をこなしてくれて気づけばじんわりと汗が滲み、太陽も気温も高くなっていた。
もうこんな時間……朝ごはん食べなきゃなぁ。
タオルで汗を拭きながら農具を片付けて。
麦わら帽子を被り直して畑を見回せば
ふと、イチゴの苗たちが目に止まる。
まだ熟してなかった白い果実がほんのり赤くなっていたり以前より丸く膨らんでたり。
イチゴに限らずこの畑で育てる全てが手を加えればその分応えてくれて、それが可愛くてたまらない。
また成長してくれてる、と嬉しく思えば
早くも真っ赤に実をつけた苗もあって。
そういえばテヒョンは随分とイチゴの収穫を楽しみにしてくれてるよね、今持っていけば喜んでくれるかな……って。懲りない思考は彼ばかりで呆れてしまう。
……ふふ。収穫はまだしないでおこうかな。
二人でここにきてテヒョンには自分の手で摘んでほしいから。
伸ばした手を引っ込めて立ち上がり、畑を後にした。
｢……ただいまー。テヒョン、起きてるー？
って……あれ、｣
丁寧に手洗いをして家路につけばリビングの布団が藻抜けの殻で。
ポチが出迎えてくれたけど僅かなシャワー音が奥から聞こえ、テヒョンはもう起きて使ってるのだろう。
……よかった。
実は昨夜のことや今朝のことを思い返せば、恥ずかしいしなんだか普通に顔を合わせられないような気がしてたから。
いくらお酒を飲んでたからって、今朝も寝ているテヒョンに自ら抱きついちゃうなんて私が昔馴染みの距離を壊すような行動してどうする。
……よし、と気持ちを切り替え私は気合いを入れ直した。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
