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頑張ってるって誰かに言われたのなんていつぶりかな。
そんな言葉をくれたテヒョンは私なんかより頑張ってるはずで、比べちゃいけないほどの悩みや葛藤があるはずなのにまさかそれを彼の口から聞けるなんて。
……テヒョンはずるいなぁ。
自分の手をおばあちゃんに例えられても、それでも頑張ってるってそんな優しく言われたらさ。
一人ぼっちで過ごしてきた私の妙な意地が少しだけ緩んで、溶けてく。
｢頬っぺたが柔らかいのも毎日笑顔でいるからだし
こんなに小さい手なのに……力持ちだし。
Aは本当に……頑張ってると思うよ？｣
｢……ふふ。えへへ……テヒョンに褒められた。｣
｢あーもうなに笑ってんの。……酔ってる？｣
｢頑張ってるって、うそでも嬉しい……ふふ。
ちょっとだけ酔ったのかも。テヒョン今のもう一回だけして？｣
ぽかぽかした心が途端にゆるんで暖かくて……甘えたくなる。
昼からアルコールを飲んでるから、なんて言い訳を今は目を瞑ってほしい。
頑張ってるってぽん、と私の頭に自然と触れたテヒョンの大きな手の暖かさをもうちょっとだけ……
｢こんなんでいいの？｣
｢……うん。ふふっ……テヒョンの手、あったかい。｣
｢……なんだよそれ。……ぶさいく、｣
生意気に彼の手を引き寄せてもう一回だけ、と自らの頭に乗せちゃって。
へらっと口元を緩ませた私はそれなりに酔ってるかもしれなくて、なんだか全部がおかしくて笑っちゃう。
生意気な私にまた伸びるテヒョンの空いた手が
むにゅりと頬っぺたを摘まむけど、今はそれすら嬉しくて。
そんな私のだらしなく笑った顔にむっとしたのか何なのか。
得意のへの字に曲げた口がよく分からないことを言う。
｢ねぇ。ハグ、してみてもいい？｣
｢……え、？｣
｢Aもこの場所で頑張ってるけど、俺もしんどくなるぐらい頑張ってるの。
ハグすればストレスとかいろいろ……メンタルケア的にいいって事務所のトレーナーが言ってたから今それを試してみてもいい？｣
｢……そ、それは……私じゃなくても、……わゎ！｣
酔ってるのは私だけじゃなかったみたいで。
ぐいっと腰を引かれて驚く間もなくぎゅっと包むテヒョンの腕は力強くて、私はどんっ、とぶつかるみたいに彼の広い胸にダイブして。
ふわっと香るテヒョンの匂いと触れた全部に
酔いがぐるぐる回り、体温を上げた。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
