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｢……私の自慢の幼なじみだよ。｣
幼い頃から格好いいあなたが10年越しにふらっと現れて、その姿だって見違えるように煌びやかになっていて。
格好いいよりも先に沸き上がる沢山の感情が邪魔をして、自分は冴えない地味な田舎っ子だし、とちょっぴり卑屈にだってなる。
私たちは昔馴染みで、それはこれからもずっと変えたくない。
だからこそテヒョンがここで1週間を過ごすと決めたのなら
私の大好きなこの場所をもっと楽しんでもらいたいし、笑顔で過ごしてほしいと思うよ。
格好いい、と笑顔で私が言えばちょっぴりはにかんだテヒョン。
でも
自慢の幼なじみだよ、の言葉にまたむっとなる彼は感情が豊かで……本当に大好きだった。
｢……ねぇA。野菜の切り方教えて。｣
｢……え？じゃあ包丁はもっと柄の根本を持って逆の手は猫の、｣
｢わかんない。……こう？｣
｢あっ、そうじゃなくてこう持つの！｣
｢……あーもうわかんないってば。なら俺の手ごと持ってよ。｣
あれからお昼の準備にいそいそと切り替えた私だったけど
テヒョンはなんだか急に大人しくなり、ポチとこの辺を散歩してくる、と出て行って。
元々気分屋だしそういうのは未だによく分からないな、なんて思いながらしばらくして材料の支度を始めれば。
真顔で手伝う、とやって来て
それは大変ありがたいんだけど……危なっかしい。
料理したい、と言っていたからやる気はあるんだろうけどいくら手本を見せても同じようにいかなくて互いにヤキモキして。
こ、これは……
提案されるがままに仕方ないなぁ、なんてテヒョンの手ごと握ったものの距離が……近い。
私はそんなに上背がないからカラダの大きいテヒョンの後ろからなんて、これじゃあまるで抱きついてるみたいだ。
｢……テヒョン、これじゃあ私、手元が見えないよ。｣
｢もっとくっつかなきゃだめじゃん！
ほら、先生ちゃんと教えて。｣
｢……………先生って……わぁっ…｣
包丁を安全な場所へ一旦置いたテヒョンが私を引き寄せ
より密着した二人のカラダ。
広い背中にぽふん、と私の頬が当たりテヒョンのウエスト当たりに手を回して……やっぱり抱きついてるみたいだ。
……いやいやいや、本当にこれはやりにくいよ。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
