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気持ちを落ち着かせてリビングに行き、そっと敷いた布団に横になる。
自分の失態に穴があったらダイブしたい気持ちに駆られるけど
……まぁ、テヒョンは今も寝てるし仮に見た所で動じなそうだ。
あんなに煌びやかな世界にいるんだからきっと男女のそういうのには慣れてるんだろうな、なんて。
……私、ばかじゃないの。
何考えて……頭おかしくなったんじゃないか！？
ハッとして気を紛らわせるように私とテヒョンの間にいるポチを撫でて、無理やり目を閉じる。
この子がいて……良かった。
ポチが二人の間でクッションのように寄り添ってくれるから、あの頃のようにテヒョンと話せるんだ。
心の中でもう一度おやすみなさい、と呟き
驚きと嬉しさとこそばゆい何かを含んだ長い一日に私は別れを告げた。
私の背中にぴったり寄り添う愛犬の熱が暖かくて気持ちよくて……すっかり眠ってしまった。
小鳥の声を耳にしてうっすら瞼を開けて時間を確認すれば朝5時前。
もうこんな時間か、とカラダを起こそうとしたものの
視界の先……私からは少し離れたリビングのソファに寝ているポチを目にして、ピタリと思考が停止した。
……え、なんでポチがそんな所にいるの。
私の背中に今も感じるこの暖かさは……何、？
まさか、と声を出さずにゆっくり確認すれば
私のお腹辺りにがしりと巻き付く人の腕。
それと私の足に絡んでる別の足。
挙げ句に首筋と耳に当たる僅かな寝息に……発狂しそうになった。
……うそ……テヒョンっ！？
なんでっ…
まじか、と思いぎゅっと目を瞑る。
でもこのままじゃいけない、と直ぐ様身を捩るも
私のカラダを包む腕や足が、隙間を許さないみたいにぐいっと引き寄せて。
間近に感じるテヒョンの香りと背中越しに伝わる暖かさに……まるで抱きしめられてるみたいなこれに、なんか胸が張り裂けそうだ。
こういう展開なんて必要ないんだってば、って言い聞かせているのに一喜一憂してる自分が馬鹿みたい。
どうせテヒョンは今叩き起こしたとしても
寝ぼけてた、ってへらりと笑い飛ばすんだろうな。
誰にも抱きしめられたことなんてない、けど。
……なんだか凄く暖かいし心地いいし……でもそれはテヒョンだからなんだっていうのが、すごく悲しくて…苦しい。
ぎゅっとなった胸を無視してぎゅっと私は枕をテヒョンに押し付けて。
暖かい腕の中から抜け出した。
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ワカ(プロフ) - こんばんは。いつも楽しみに拝読させて頂いてます！そんなのズルイからの大ファンです！ ミイさんのキュンとする言葉使いから、エロい感じも擽ぐられるのがたまりません！！ 続き楽しみです^ ^ テさんに収穫されたいワカでした笑笑 (2021年9月4日 20時) (
レス) id: a0ff0eec18 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 更新ありがとうございます！もうそろそろ収穫だなあとドキドキしてます！ (2021年9月4日 19時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
BBBan(プロフ) - 更新楽しみに待っていました！本日も胸キュンでした！2人でいちご食べられるといいなぁ (2021年8月31日 21時) (レス) id: 20802e9167 (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 更新嬉しいです！！続きも楽しみに待ってますいます(*^^*) (2021年8月31日 0時) (レス) id: 9612071eda (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ポチくん、ナイスアシスト！と思いました。続き楽しみにしていますね。 (2021年7月12日 17時) (レス) id: 877c5b508b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年6月29日 21時
