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密着した互いのカラダと見たことのない微笑みと予想外すぎる言葉に、戸惑いが隠せなくて言葉を詰まらせるばかり。
ユンギ君が、私を……好き、?
まって…待ってよ。
どうしてそんなこと言うの。あなたは散々私をバカにしてたじゃない。
あの噂を試そうとしたりクソ女、不細工って……散々罵ってきたじゃない。
いきなりすぎるよ、ユンギ君……
「ぶさけないでっ……そんなの言われたって、」
YG「ふざけてないし嘘でもない。
……好き。すげー好き。俺はクソガキだからな……お前を泣かせたいらしい。」
開き直りに近い、本当に子どもっぽいどこぞのガキ大将みたいな理由を見たことない笑顔で、優しい声で言うユンギ君に……言葉にならない。
「…私はっ…クソ女で不細工でっ……鉄仮面でっ
それをずっとバカにしてたのはあなたでっ……
泣かせたいだなんて……うぅっ……見ないで、もう離してっ」
YG「ははっ……めちゃくちゃ可愛い。
俺のらしくない全部はお前のせいだろ。」
頭をどこかにぶつけたのって、あの出張先で何かあったのって冗談を言って笑い飛ばしたいのに。
普段とは真逆すぎる言葉が甘すぎて、それを言うユンギ君も言われた私も似合わなすぎて逃げ出したい。
好きって言われても可愛いって言われても、私は当てはまる部分か無さすぎて。
そんなの、信じられるワケがないんだ。
……心がいっぱいいっぱいで押し潰されそう。
あまりの展開、予測不能な出来事ばかりに謎の苦しさが止まらない。
私の意地を格好いいと言ったり努力を頑張ってるって……負けんなって優しく抱きしめるあなたは絶対の信頼を寄せる同期で仲間なんじゃなかったの、?
私に対して嬉しいはずの言葉も理解も「好き」って言われてしまえばもう……お手上げだよ
泣き過ぎた私を可愛いと笑うあなたの胸に、手を当て顔を逸らせばくいっと引き戻されてちゅ、と唇を奪われて。
言葉にならない全てに眉を下げてしまえば偶然か必然か……私のスマホが現実へと引き戻す。
YG「……このUSBはちゃんと持っていけ。
俺とお前の仕事は誰にも負けねーんだし自信持て。」
「…………!」
YG「今度飯でも行こーぜ。……逃げんなよ。」
鳴り響くスマホの着信音と胸の鼓動にぎゅっと唇を噛んだまま私はその部屋から飛び出した。
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ミイミイ(プロフ) - マリさん» 作者の初作品から読んで頂けるなんて本当に嬉しいですありがとうございます(*^^*)私の書くピョンテを受け入れてくれて感謝です本当に救われます!これからも読んでくれたら嬉しいです頑張りますね!(*^^*) (2020年10月16日 14時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - はじめまして(^-^)そんなのズルイからすごい勢いで読んでます(笑)ミイミイさんの書くピョンテ 大好きです!もっと欲しいくらい(//∇//)それぞれと濃厚に絡んでいただきたいです!これからも楽しみにしてます(//∇//) (2020年1月22日 0時) (レス) id: c114e78b15 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - かんなさん» 楽しみにして下さって本当にありがとうございます!そして更新、返信も遅くて本当にごめんなさい(>_<)大好きなお話と言って貰えて嬉しいですし亀更新ではありますが納得のいく作品にしたいです!嬉しいお言葉本当にありがとうございます!頑張ります大好きです(*^^*) (2019年12月16日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - こんばんは(^○^)更新お疲れ様です!今回も大好きなお話です!3人全然違うタイプでドキドキしっぱなしです(*^^*)これからも更新楽しみにしてます!頑張ってください(o^^o) (2019年12月8日 21時) (レス) id: 048af761aa (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - Pちゃん()さん» ありがとうございます!大変遅くなり申し訳ありません( 。゚Д゚。)これからちょくちょく更新がんばります!本当にいつもありがとうございます大好きです(*^^*) (2019年12月8日 19時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年11月15日 19時