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薄暗いあの部屋を飛び出してバタバタと社内を走って。
思考回路もろもろおかしくなりそうで、耐えきれなくて私は逃げ出した。
まさか、あんな事になるなんて思ってもみなかったし
私はあくまで普段どおりの鉄仮面だったのに、どうにも上手く自分を演じられなかった。
……噂どおりの女とか、そういうのは慣れてるはずだった。
でも最近は淡い恋さえ木端微塵だったしあっけなくて、思った以上に私はダメージが大きかったから。
何だか悲しくて悔しくて、もう我慢ならなくて苦しくて、女々しくも泣いてしまい、飛び出してしまった。
確かめるとかそういう理由でされたキスなんか覚えたくもない。
私の事をよく知らないくせに、そういうふざけた感情や理由でユンギ君に口付けられて……悲しかった。
泣くつもりないのにいつだって１人ぼっちの私は普段冷たい印象で鉄仮面を塗りまくり噂さえ無視していたのに。
今日は柄にもなく感情的になってしまった。
……忘れよう。
あんなの犬に噛まれたと思えばいいんだ、と唇を袖でごしごし擦ってはだんだんとそこが痛くなって。
誰もいない定時を過ぎた夜の営業課のオフィスはしん、としていて自分のデスクにたどり着きやっと座るも、またじんわりと視界がぼやけてくる。
相変わらずひとりぼっちな私は荷物をバッグに纏めつつも
急にまた悲しくなってぽろぽろと涙が流れた。
JN｢……あれ、まだ誰かいるの？｣
悔しくて悲しくて訳が分からなくてぎゅっと唇を噛みしめて。
涙を止めようと下を向く私の耳に不意に入るのは、憧れだったあの人の声。
……嘘、どうして……
さすがにこんな時間だしもう皆退勤したと思っていた。
仕事とは違う意味で泣いてる自分をまさかこのタイミングで見られるとは思わなくて。
でも、反射的に顔を上げてしまえば後の祭りで、もう言い訳すら思い浮かばない。
…なんでよりもよって先輩が……ソクジン先輩が、ここにくるの…
JN｢…え、……誰？｣
ばちん、と目が合ったものの私を見つめて目を見開いた先輩は驚いていて。
その理由が今の私は眼鏡もしていなくて固く縛っていた髪もほどけているからだって分かるのに、少し時間がかかった。
JN｢……Aなの？なんで泣いてるの？｣
先輩に今さら自分の名前を呼ばれるのは苦しかった。
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ミイミイ(プロフ) - まいさん» まいさんいつもありがとうございます！(*^^*)ジンニムついに動きましたね作者の妄想が止まりません！暴走するかもしれませんが引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです！更新も頑張りますね！(*^^*)ありがとうございます！ (2019年11月15日 20時) (
レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - しんはるさん» ドキドキしてくれるなんて嬉し過ぎます感激です！また楽しんで頂けるように更新も頑張りますねまた遊びに来てくださいね！(*^^*)作者ギャップ大好物です！頑張ります！ (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» ぽちさん嬉しいよー！読んでくれてありがとうございます！ぴょんて作者にこれからもお付き合いして下さい笑更新も頑張りますー(*^^*)大好きです！ (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - てじそく.さん» その反応たまんないですー！てじそく.さん私が大好きですまじで！！これを活力に更新頑張りますね！(*^^*) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
まい - いつも読んでる『まい』です！ジンニム、、くぅ〜たまらない！待ってました強引なジンニム！悪くて強引はジンニムにない印象なので、ギャップみたいなのがたまりません！今後も期待してます(^ ^) (2019年11月15日 16時) (レス) id: 2478bd21b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年10月14日 16時
