こじらせ女子のオトナ社内恋愛

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こじらせ女子とは。






１.自分に自信がない
２.受け身
３.甘え下手
４.大好きお一人様
５.マイナス思考







…………まだまだある。









付き合ってると思っていたのは私だけで
寧ろ浮気相手が私だった、なんて展開や人見知りが故に周りに壁を作って結局敵ばかり作って。



そのうち慣れれば開き直ってしまい、お一人様が大好きでこれが私なんだと諦めて。



気づけば地元の友人たちの結婚ラッシュに置いていかれて気づけばアラサーで。









　
事の発端は間違えて送ってしまったメールだった。









　


　
JN｢……イム A。お前……業務連絡メールになに返してんだよ。｣



｢……はい？……なんのことですか、｣








　


　
ものすごく嫌そうな声で眉を潜めたまま私を呼び出し
スマホの画面をこちらに向ける目の前の男性は我が社のエリート社員キム ソクジン。



すらりと背が高くて高貴でスマートでエリートな彼は社内では私の先輩であり……想い人。









ひっそりと憧れていて、でもそれはまるでアイドルを眺めているような感覚で愛とは少し違う感情で。



そんな彼と私は同じ部署の先輩後輩というそれしかないから
まさか、こうやって声をかけられるのは珍しいのに。


綺麗な顔は歪んでて嫌そうで。
怪訝そうに私を見つめてはい、とスマホ画面をこちらに向ける。








　




　

……私、何かしたっけ？
とは思うものの、誰もいない会議室に呼び出され憧れのソクジン先輩と二人きり。



ばくばくと心臓は騒いでいるのに、先輩には似合わないその表情に疑問を持ちながらも、向けられたスマホ画面を見つめてみた。









　
　
＜私……やっぱりキム ソクジン先輩が好きです。＞









　




　
　
JN｢……これ、お前からきたメールだけど。｣




｢……え……うそ…………っなんで、｣









　
　
ため息をつきながら見せられたメールの送り主は確かに私。
その内容も記憶に残っているし間違いなく私からのメールで。





……うそ、なんで……
私、もしかして間違えて送ってしまってた！？




昨日久しぶりに友人と連絡を取り合って確かこんな内容のメールを送ったような気がするけど
……まさか私……本人に送ってしまったの……









そんな私の失態に憧れの先輩は容赦なかった。



　
　









　

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