46 JN ページ46
立ち上がり俺の横を通り過ぎて自分のデスクにゆっくり座った部下はパソコンに向き合い、静かなオフィスに響くのはタイピングする音で。
くたりとソファーに横たわる彼女は深く眠りについていて呼吸は浅くて具合は確かに悪そうで。
｢……具合が悪いなら早く帰さないといけないね。｣
TH｢……え？｣
｢……悪いけど最後の戸締まりをお願いするよ。
俺はこのままAを送ってくから。｣
ここ最近、あの妙なメールから俺は彼女に振り回されていて。
どういうつもりで俺にそれを送ったのかもまだ聞けてないし、ミステリアスで読ませてくれないキミはいつも独りぼっちで悪い噂も相変わらず。
生真面目な俺にとっては関わらないのがいいって分かってるのにカラダが勝手に動く。
彼女に掛けられたままだったテヒョンの上着を剥ぎ取って。
自分のそれを羽織らせてふわりとソファーから抱き上げれば思ったより軽くて小さく思えてそのカラダは熱くて。
｢……部下の体調不良を見抜けなかった俺が悪いから。
責任もって俺がAを送ってく。｣
TH｢……それって逆じゃないですか。後輩だからこそ俺が、｣
｢……上司命令だよ。介抱してくれただけで充分君は後輩としての仕事はまっとうしてるんだから。｣
いきなりAを抱き上げた俺に部下が……テヒョナが目を見開き待ったをかけて。
まさか、幼い頃の幼なじみで弟みたいな存在だったテヒョンが俺の直属の部下になるなんて思ってもみなかったけど。
懐かしむ間もなく互いに仕事に追われ、気づけば他人のようで今は上司と部下。
今は懐かしいそれに目を瞑り、あくまでも上下関係を強調する自分は生真面目でもなくなったのかな。
TH｢……待って……ヒョン。｣
久しぶりに呼ばれる親しい間柄でしか呼ばない愛称に
背を向けたはずの俺の足が止まって。
｢……ふふっ。懐かしいね、テヒョナ。
また俺をそう呼んでくれるの？｣
TH｢……職権乱用するなんて随分らしくないんじゃないの。
A先輩は俺が送ってくってば。｣
｢…らしくない、かぁ。……確かにそうかも。
昔の優しい俺なら何でも譲ってたし頼もしい弟に託したのかもしれないけど…それは今は出来ない。｣
……テヒョナ……俺たちはもう大人なんだよ。
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ミイミイ(プロフ) - まいさん» まいさんいつもありがとうございます！(*^^*)ジンニムついに動きましたね作者の妄想が止まりません！暴走するかもしれませんが引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです！更新も頑張りますね！(*^^*)ありがとうございます！ (2019年11月15日 20時) (
レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - しんはるさん» ドキドキしてくれるなんて嬉し過ぎます感激です！また楽しんで頂けるように更新も頑張りますねまた遊びに来てくださいね！(*^^*)作者ギャップ大好物です！頑張ります！ (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» ぽちさん嬉しいよー！読んでくれてありがとうございます！ぴょんて作者にこれからもお付き合いして下さい笑更新も頑張りますー(*^^*)大好きです！ (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - てじそく.さん» その反応たまんないですー！てじそく.さん私が大好きですまじで！！これを活力に更新頑張りますね！(*^^*) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
まい - いつも読んでる『まい』です！ジンニム、、くぅ〜たまらない！待ってました強引なジンニム！悪くて強引はジンニムにない印象なので、ギャップみたいなのがたまりません！今後も期待してます(^ ^) (2019年11月15日 16時) (レス) id: 2478bd21b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年10月14日 16時
