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今日は何の日、と聞かれれば答えはあなたの誕生日。
1日はあっという間で楽しかった時間はほんの一瞬で。







 


私を縛るそれが迫る中、あなたは弾ける笑顔を見せてまだ時間はある、と言いながら私の腕を掴んで駆け出した。






 
そして……彼が私を連れ出し乗り込んだのはあの電車。









 


私の手を引いたジョングク君は終始笑顔で私の自宅の場所と父の会社を聞いて。




何がなんだか分からないまま答えれば
彼は可笑しそうに笑って一言……やっぱり、と呟いたんだ。









 


 
時間は夜8時30分







自宅への道を歩く私の隣にはジョングク君がいて彼と私は手を繋いだままで。
一歩進むごとにそこが近づくと心臓がばくばく鳴る。









 
 

「……俺がただAを自宅に送るだけだと思ってる?」



「……ち、ちがうの?」



「ふふっ。今日は俺の誕生日じゃん。
まだ1日は終わってないし俺はもっとAと一緒にいたい。
だからさ……門限なんかやぶっちゃおうよ。」









 


 
 
ジョングク君の言葉にピタリと私の足が止まって。









 


 
 
「……デートの続き、しよ?
Aの行った事のないようなとこに俺が連れて行きたいというか……連れ去りたい。」



「……!……いいの、?」



「あたり前じゃん。
いつだってそれはA次第だし俺は大歓迎。
ホントはいっそのことハメ外してパパの恐い顔なんか無視したい所だけど……さすがにちゃんとケジメ、つけたいし。
だから今から二人でご両親にお願いしようと思って。」



「…ありがとう、……私、ジョングク君となら怖くない。
っちゃんと…自分の気持ちを両親に話したい。
隣にいてくれるの、……見守ってくれるの?」



「はは!……もちろん。
二人なら怖くないし怒られるなら半分こしよ。
でもそれ以上に楽しいを俺はAに教えてあげたいし……自信しかないよ。」









 
 

 
自宅まであともう少し。




そこへ今日は帰るんじゃなくてジョングク君と二人で「向かう」ことが不思議で嬉しくて……怖くなんかなくて。





 




ちゃんと自分の気持ちを自分の言葉で伝えるんだ。




今日から私は、自分の道を自分で選んで……歩くんだ。









 





 
「ここが……私の家だよ。」



「……うん。んははっ!…想像どおりだ。」









 
 
二人一緒に自宅のインターホンを鳴らすのは不思議なのに、それすら楽しかった。









 



 

 

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おけ(プロフ) - 初めてコメントします!すごく引き込まれる話で一気に読んじゃいました!主人公の控えめな感じがすごくかわいいです! (2022年2月2日 1時) (レス) @page50 id: a8986157d1 (このIDを非表示/違反報告)
anya(プロフ) - 初めてコメントです!!門限やぶり…私の一番大好きな曲でまさかあの曲が元とは知らずに題名に惹かれ読み始めましたが、最初の一文読んだ時に鳥肌立って!一気見です!凄く良かったです…そうそう、こういう曲だよと一人でニヤニヤしながら読みました。最高な時間でした (2021年12月1日 21時) (レス) @page50 id: 459e0f1979 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - みきさん» 返信遅れてしまいすみません!コメント本当に嬉しいですありがとうございます(*^^*)二人の恋の続き……絶対可愛いと思います私も妄想が止まりません(笑)きっとお互いに嫉妬して一波乱くらい展開ありそうです…たまんないですえへへ(*^^*)読んでくれてありがとうです! (2019年10月3日 22時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 可愛い2人に終始癒されました。これからもヒロインちゃんはグクに嫉妬することがあるんでしょうけど、きっとグクはその何倍も嫉妬しそうwまた2人の番外編があったら読んでみたいです!完結お疲れ様でした! (2019年9月30日 23時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - じゅりさん» 読んでくれてありがとうございます!好きすぎて思わず突発的に書いてしまいましたがそう言って頂き本当に感謝です!次回も機会があればぜひ遊びに来てください(*^^*)本当にありがとうございました! (2019年9月29日 17時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年9月15日 21時

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