just one day 92 ページ45
JN「……おはよう。びっくりした……けがしてない?」
「ご、ごめんなさい!大丈夫っ……本当にごめんなさいっ」
JN「…なんかすごいことになってるね…………ぶはっ!」
床に座り込み未だに動けない私に眠気さえ飛んでいったみたいに目を見開いてやがて……笑い出してしまう目の前大好きな人。
おばかにも程がある、と反省したくてもこんなはずじゃなかったのにあなたにはゆっくり眠っていてほしかったのに、ちゃんと料理をしてあげたかったのに、と悔しさやら情けなさやら……なんか泣きそうだ。
JN「……はっはっはっ!……床まで真っ白だ。
随分派手に転んだんだね…………あひゃひゃっ!」
「………!………ごめんなさ、……朝ごはん作ろうと思って、」
JN「……ふふっ……うん。もうバッチリ目が覚めた。」
「…っ……こんなつもりじゃなくて……ふっ……ぐすっ……
今、片付けます!」
…あぁ…昔っから私はこうだ。
何かしようと張り切れば転んでしまうこの癖は小さな頃からなんにも変わってない。
情けないどころかドジすぎる。
オトナぶる度に背伸びする度に結局こうやって子どもっぽくなるなんて……あんまりだ。
成長できてない自分と、あまりの惨事と、あなたの可笑しそうに笑うその声。
ぼろりと涙が零れて慌てて転がってるボウルに手を伸ばした。
JN「……朝ごはんのメニューはもしかしてパンケーキ?」
「っ……でも……だめにしちゃった、……ごめんなさ、」
JN「……なんで泣くの謝らないで。俺は嬉しいよ?
全部俺のために朝から頑張ってたんでしょ?」
「……う……ひっく、」
あんなに昨日はしあわせだったのにそれを塗り替えてしまいそうなぐらい派手にやらかした自分に泣けてくる。
空回りのそれと恥ずかしさに俯きたいのに
私のカラダを心配し、やがてこの状況にお腹を抱えて笑い出すあなたに何も言えなくて。
しゃがみ込んでる私と同じ目線でしゃがんでくれて綺麗に微笑んで。
私を責めずにいてくれるあなたは騒がしい私の失態に対しても朝から王子様だ。
ぽろぽろと頬に涙が流れて。
それを優しく指先で掬いそこには生クリームがついてしまい、おっぱはそのまま口に含んだ。
JN「…朝から甘いね。」
…甘いのはあなただと、思います。
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ミイミイ(プロフ) - (名前)ななナルさん» 大好きなんて嬉しいです(*^^*)感謝です!これからも頑張りますね!ありがとうございます(*^^*) (2020年10月16日 7時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ななナル(プロフ) - このシリーズのお話大好きです。キュンキュンして、読んでます。 (2020年10月2日 7時) (レス) id: 97d380efff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - かんなさん» かんなさんありがとうございます(*^^*)ドキドキしてくれて嬉しい本当に感謝です!次回も楽しんで頂けるように頑張りますのでぜひ遊びに来てくださいね(*^^*)大好きです頑張りますー! (2019年10月7日 18時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - お疲れ様でした!!ジン君のかっこよさが引き立つ作品で毎回ドキドキしながら読んでました(^^)ステキな作品ありがとうございました!また次回ナムさん編も楽しみにしてます(o^^o) (2019年10月5日 0時) (レス) id: 048af761aa (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 奈都さん» 奈都さん素敵だなんて……嬉しすぎますありがとうございます(*^^*)このお話はニマニマしながら書いてましたし楽しかったです!ナムさんのお話も楽しみながら書けたらな、と思います!その時はまたぜひ遊びに来てくださいね(*^^*)さらんへ☆ (2019年10月4日 19時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年8月15日 17時