just one day 67 JN ページ20
大きな瞳に目一杯の涙を溜めてぎゅっと下唇を噛んで俺を見つめるお姫様は嘘がつけない。
でも、俺にはその表情の理由がわかるから。
小さな頃から同じ目線に屈んで頭を撫でてあげればほら……キミは正直な、可愛い可愛いわがままをぽろぽろ涙を流しながらぶつけてくれる。
帰りたくない、連れ去って。
あぁ、もう……可愛いって。
もっと戸惑ったり翻弄されてほしくてオトナを見せつけてるのに、結局俺は返り討ちされるしホント……とんだ小悪魔さん。
ぎゅっと俺の手を繋いで、ぎゅっと俺に飛び付いて。
その細い腰を持ち上げるように引き寄せ、抱き締めれば……いよいよ夜のオトナのデートのはじまりだ。
助手席に乗ってしまえば落ち着かない様子のお姫様。
可愛いなぁ……なんてくすくす笑いながらシートベルトを締めてね、と声をかければ慌てて姿勢を正して。
｢おっ……おっぱ……今からどこに行くの、？｣
｢ん？……ふふっ……ひみつ。｣
緩やかに走り出した車に揺られ、カラダごと俺に向けて。
さっきから俺をじっと見つめるキミはもじもじしてて。
別に意地悪したい訳じゃないし、からかうつもりもない。
夜のデート、なんてキザなそれは大それたもんじゃないし案外普通だから。
……だって行き先は俺の部屋なんだもん。
ちょっと濁してみればぷくっと頬を膨らますから
やっぱり意地悪してやろうかと俺の悪い部分が調子に乗る。
でも本当……あいつはそんな俺を見透かすようなタイミングで、わざとらしく待ったをかけるんだ。
｢もしもし……おっ……お兄ちゃん！？
えっと…うん、……あ、それはっ……｣
車内のスピーカーからドライブに合う曲がいい感じに流れてるのに、キミのスマホの着信音がそれを掻き消して。
スマホを耳に当てる彼女の様子から、その口から出た言葉から。相手が誰かなんて聞かなくても分かって俺はハザードを付けてゆっくりと路肩に停車した。
そんで華奢な手から端末をするりと奪い取った。
｢……ユンギ、お前わざとなの？｣
YG｢……あ、ヒョン。早く帰して。時間過ぎてる。｣
はぁ。よく言うよ。
でもなんだろう。今日のお前……全然怖くない。
殴るなら今度何発でも受けてやるって。
｢Aは明日ちゃんと帰すから。
今日はこのまま俺の部屋に……連れていく。｣
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ミイミイ(プロフ) - (名前)ななナルさん» 大好きなんて嬉しいです(*^^*)感謝です！これからも頑張りますね！ありがとうございます(*^^*) (2020年10月16日 7時) (
レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ななナル(プロフ) - このシリーズのお話大好きです。キュンキュンして、読んでます。 (2020年10月2日 7時) (レス) id: 97d380efff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - かんなさん» かんなさんありがとうございます(*^^*)ドキドキしてくれて嬉しい本当に感謝です！次回も楽しんで頂けるように頑張りますのでぜひ遊びに来てくださいね(*^^*)大好きです頑張りますー！ (2019年10月7日 18時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - お疲れ様でした！！ジン君のかっこよさが引き立つ作品で毎回ドキドキしながら読んでました(^^)ステキな作品ありがとうございました！また次回ナムさん編も楽しみにしてます(o^^o) (2019年10月5日 0時) (レス) id: 048af761aa (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 奈都さん» 奈都さん素敵だなんて……嬉しすぎますありがとうございます(*^^*)このお話はニマニマしながら書いてましたし楽しかったです！ナムさんのお話も楽しみながら書けたらな、と思います！その時はまたぜひ遊びに来てくださいね(*^^*)さらんへ☆ (2019年10月4日 19時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年8月15日 17時
