just one day 24 ページ24
この空間全部に耐えきれなくなった私が慌てて立ち上がればぐいっと手首を引っ張られて。
驚く間もなくどんっと頬に当たったのはたぶんジュンヨン君の胸なんだって理解したはずでもこの状況に理解できない。
好き、といきなり言われてそのままピタリとカラダを抱き寄せられて。
ふに、と唇にあたるそれと目の前で瞳を閉じた至近距離の彼の顔にただただ驚くばかり。
……え、……これって…
「……んっ!……んむっ、……やっ……」
「ん……Aさん好き……」
…嘘でしょ、…何でこんな事になってるの、
どんっ!
「……っ…ふぇっ……なんでっ……なんでこんな事っ……!」
「……好きだから。
はは。泣いてても可愛いね。俺、謝りたくない。」
「…っ私はっ!……彼氏いるもんっ……それなのにっ……」
「…こんな時間に1人で彼女帰らせるのが彼氏っていうの?
毎回塾にきて夜遅くまで残って。一度だって迎えにも来ないし見たことないしスマホで連絡すらとってる風にも見えないよ。
……そんなのが彼氏っていうの?」
「………!……勝手な事言わないでっ……」
いきなりキスされて好きって言われて。
いきなり過ぎる全部に抵抗するもぎり、と手首を掴まれ開いた隙間から舌が入ってきて。
にゅる、と絡まるそれにびっくりして精一杯両手でどんっと突き放す。
大好きなオッパ以外の人と唇同士が触れてしまった事が酷く嫌で強く袖でそこを擦るも涙が溢れてくる。
……こんな告白の仕方ってないよっ……って叫びたいのに頭に過るのは私も自分の恋を実らせたきっかけは溢れた想いを押さえられずに強引にオッパにキスをしたということ。
ぶわっと涙が溢れてごしごしと唇を擦っても痛いだけで。
泣いてしまう私を可愛い、と微笑み謝らないと言われて。
さらにジュンヨン君は煽るようにピンポイントで心を抉るんだ。
他人に言われたくない所をぐさりと突き刺されて。
たった1人のあの人だけを想い、ただひたすらに背中を追いかけた。何年も何年も想って私にはあの人しか見えなくてでもそれは誰にも負けないし胸を張って恋をして。
やっと実ったそれはゴールのように思えても現実は幸せと同じぐらい……我慢と切なさばかり。
……なんでジュンヨン君がそんな事いうの……
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(名前)ななナル(プロフ) - もう好きすぎて何度も読み返してます。 (2021年3月15日 21時) (レス) id: 97d380efff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - りんねさん» 嬉しいお言葉本当にありがとうございます!元気の源です本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります!また遊びに来て下さいね! (2019年8月16日 3時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» ぽちさんありがとうございます!本当に嬉しいです(*^^*)ドキドキ、キュンキュンは作者大好物ですそう言って頂き本当に感謝です!やる気出ますよ(*^^*)更新も頑張りますね☆ (2019年8月16日 3時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
りんね(プロフ) - 本当に面白いです!キュンキュンです!いつも楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2019年8月15日 9時) (レス) id: be7f3328f0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - こんばんは☆むしろ…少しずつ少しずつ更新されていくコトが、よりドキドキに繋がって、丁寧な話の展開に毎回キュンキュンさせていただいております///これからも作者サマの負担のないペースで更新していただけると嬉しいです☆ (2019年8月15日 2時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年6月29日 15時