俺とヒミツの恋、しよ？ deep night ver. 3

just　one　day　18　JN ページ18

俺の講義を聞いてる間、キミはちゃんとメモをとったりきちんと耳を傾けてくれていて、その真面目さは充分わかってるつもりでも触っちゃえば途端に……男の感情になってしまう。









Aの素直な所は可愛い。けど、ダイレクトに俺を刺激するからこれがまた悩ませるんだ。









　
　


会いたいな……って声を聞くだけで、電話するだけで思うよ。
そんなの想い合ってる男女なら当たり前だしいくら俺が年上で大人であっても関係ない。







これでもさ、結構我慢してるんだ。本音はもっと抱き締めたいしキスもしたい。ハダカになって抱き合い朝を迎えたい、なんて欲まみれだし普通にデートだってしたい。









……それに俺、思ったより自分に甘いみたいで。









　
強引に連れてきた懐かしい思い出の場所とこの学校。
何年も前に卒業したしいい年してんのに沢山の生徒を見て自分でも学生の頃に戻ったみたいな感覚。
俺って案外単純なのかこの学校がそうさせてるのかどこか……ずるくなっちゃうんだよね。









じゃれるように遊びながらでも触っちゃえばもっと、ってなる。
いつものちゅーだけじゃ足りない、いつも俺の仕事を気づかい遠慮し我慢してるキミを知ってるから……よりによって今それを壊したいって思ってしまう。








俺の半分冗談で半分本気の煽りは真面目で優等生なキミにどう響くかなって試せば……結局返り討ちされるなんて。







赤く染まった頬と熱っぽい瞳で見上げて大好きって言われてオトナでいれる自信なんてない。
あー……だめだ。可愛いってば、ホント俺……こんな節操なかったっけ。






　









　
短く感じるスカートや首下を緩く見せてるブラウスも途端に気に食わなくなるのは目の前のお姫様の小悪魔っぷりに単純に俺が負けたからで……オトナのキスしよ、なんてただの欲求で。









たどたどしく俺の唇や舌や呼吸に合わせようとする必死な所。
いや、だめって否定しない全部に、自惚れてしまいそうになるぐらい俺でいっぱいな所。
俺しか知らないから、俺しか見てないのが分かるそれが可愛いすぎて……ツボすぎて。






俺、こー見えて結構えげつないって最初に教えた。
……キスだけじゃだめ。もっとしたい。









　
　
｢……オトナのキスを今までしなかった理由、分かる？｣




｢………え…？｣




｢唇だけじゃ足りなくなって全部食べたくなって……
俺を悪いヤツにするからだよ。｣









　









　

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