just one day 17 JN ページ17
この年になればある程度責任ある仕事も任されて忙しさにも拍車がかかる毎日。
やる事の多さに滅入る日だってあるし上手くいった日はまた頑張ろうと意気込んで残業したり。
そんなタイトなスケジュールの間に俺は何度キミのコトを考えているのかな。
夜１０時はそんな俺の唯一の癒しの時間の始まり。
あのね、と電話越しで一生懸命話してくれるその声を聞くだけで背負ってるモノが軽く感じる。声色や口調で今どんな表情で俺と電話してるかなんてすぐに想像できて。
ほら、また俺……顔が緩んでる。
母校の恩師から講師の依頼があって。
大それた人生じゃないしただのサラリーマンな俺だけど生徒のためにぜひ、と言われてしまえばどうにも断れない俺。
母校はAが今通ってる高校だし
大好きなキミの前でなんて照れくさいな、と思うもののその日が近づけば段々と楽しみになってて。
俺が学校にいたらAはどんな反応するかな、
普段はどんな学生生活してるのかな、なんて勝手に妄想して結局彼女に黙ったまま迎えた当日。
懐かしいな、何も変わってないな、って浸りながら歩く母校の廊下。昼休みなのか生徒が溢れてて先生でもない俺は変な注目を浴びてしまい身動きもとれず、結局Aをちゃんと見れたのは体育館のステージに上がってから。
……あ、いたいた。ふふ……やっぱりびっくりしてる。
挨拶をしながらごく自然に見渡して。
全校生徒を目の前に簡単に見つけるなんて俺って思った以上に……Aが好きなんだなって分かって。だって皆同じ制服なのにホント俺の彼女は可愛いんだもん。
にっこり微笑んでみれば白い肌に映える桃色に染めた頬。
大きな瞳をぱちぱちさせて未だに信じられないって表情で俺を見つめて、その顔がみたかったからナイショにしてたんだよって言えば……キミは怒るかな。
講義が無事に終わってせっかく母校に来たんだしこのまま仕事に戻るのもなぁ、なんて自身の思い入れのある懐かしい場所へ立ち寄ろうとした俺。
その先で１人、ゆっくり廊下を歩いてる女子生徒を見つけてそれが大好きなキミだと分かればなんていうか……ちょっと強引だけどこのまま連れ去りたくなる。
……らしくないけどAと触れられる距離にいるのに何もしないまま帰るなんて……俺には無理だった。
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(名前)ななナル(プロフ) - もう好きすぎて何度も読み返してます。 (2021年3月15日 21時) (
レス) id: 97d380efff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - りんねさん» 嬉しいお言葉本当にありがとうございます！元気の源です本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！また遊びに来て下さいね！ (2019年8月16日 3時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» ぽちさんありがとうございます！本当に嬉しいです(*^^*)ドキドキ、キュンキュンは作者大好物ですそう言って頂き本当に感謝です！やる気出ますよ(*^^*)更新も頑張りますね☆ (2019年8月16日 3時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
りんね(プロフ) - 本当に面白いです！キュンキュンです！いつも楽しみにしてます！これからも頑張って下さい！ (2019年8月15日 9時) (レス) id: be7f3328f0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - こんばんは☆むしろ…少しずつ少しずつ更新されていくコトが、よりドキドキに繋がって、丁寧な話の展開に毎回キュンキュンさせていただいております///これからも作者サマの負担のないペースで更新していただけると嬉しいです☆ (2019年8月15日 2時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年6月29日 15時
