俺とヒミツの恋、しよ？ deep night ver.

just　dance　33 ページ33

あなたの夢や秘めた想い。
私を抱きしめてくれる暖かさや優しい全部に包まれてまた好きが大きくなっていく。









　
HS｢A、好きだよ。すっげー大好き！
何かあったらすぐ駆けつけるし俺が守るから。
だからずっと隣にいて。ずっと一緒にこうやって笑お！｣









　
そういって弾ける笑顔を私に見せてぎゅうーっと強く抱きしめてくれたホソクくんにまた胸が高鳴って。






少年みたいにまるで子どものような一面を見せてくれたり急に男っぽく大人っぽく色っぽくなったり、あなたの隣にいるだけで鼓動は早くなる一方だけど……こんな私でいいなら１番近くでホソクくんを応援したい、支えてあげたいって生意気にも思っちゃう。









　
…ううん。
貰ってばかりじゃだめだ。
こんな私、なんて言葉ももうやめよう、かな。






私だってあなたが好き。
自信を持って隣にいたいし…ずっとあなたと一緒に笑いたい。





私の夢は小さなものばかりで今日も何もなかった、今日も１日終えれたな、なんて思ったりどうせ私には叶いっこないや、なんて諦めることばかりだったし現状維持を無意識にも徹してた。






急には変われないから小さなことからコツコツと。
あなたにふさわしい人になりたいし私だって新しい大きな夢ができたんだよ。






……私も自信を持ちたい。
胸を張ってあなたに大好きだって、伝えたい。






笑っちゃうかな。無謀だってあなたは私を止めるかな……でもきっとホソクくんは笑って受け止めて背中を押してくれそうな気がする。






沢山キスをして沢山抱きしめ合って。
他愛ない話やお互いの昔話なんかしてまた笑い合って。





二人一緒に過ごした週末と休日は私にとって絶対に忘れられない思い出になったし、恥ずかしいけれどあんなに自分の全部を晒して……あなたも全部まるごと受け止めてくれた。









　
　






　

｢……忘れものはない…よね。……よしっ！｣








　
朝、自分の部屋を見渡し鏡に向き合い深呼吸。






臆病だった、ただひたすら皆の影に隠れてひっそりする私はもう終わり。





眼鏡やヘアゴムやマスクをそっと置いて。
少し大きなバッグには二人分のお弁当や仕事のための資料が入っていて、今日から社内を飛び出して所属部署の名の通り、営業回りをしようかなって。





鏡に映った自分の見慣れた顔もどこか凛として、強い意志を持って見つめれば気持ちもしゃんとした。
……きっと大丈夫。









　
　

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