danger 14 ページ33
全てに困惑した私を待ってくれない急過ぎる展開に、驚く間もなくテヒョン君は更にぎゅっと抱きしめて。
それに精一杯抵抗していればどこからかバタバタとこっちに凄い勢いで走る音が聞こえて、鈍い音がするのと同時にテヒョン君は吹っ飛んだ。
JM｢…………ふっざけんなテヒョナ！どーいうつもりだよ！｣
TH｢……いてーよジミナ。見て分かんないの？
抱きしめてんのー。｣
JM｢……うるさい触んな。
ていうか何で二人一緒なんだよ。なんでAは泣いてんの。｣
ばきっという音ともに私の視界から消えたテヒョン君。
それと同時に強く肩を引き寄せられて。
ぐいっと私の肩を強く掴んで走ったのか酷く呼吸が乱れてて。
ふわっと香ったのは大好きで落ち着く嗅ぎ慣れた優しい香り。
テヒョン君を吹っ飛ばした正体はジミンちゃんなんだと理解したもののそれは私の知ってるジミンちゃんではなくて。
……え、まって、……
本当にジミンちゃん？
初めて聞いたその口調、強い力、鋭い瞳、低い声。
人を殴るとか…………え、頭が追い付かない。
それにテヒョン君の全部も分からない。
JM｢……俺を怒らせんなよテヒョナ。｣
TH｢あははっ！別に怒らせたい訳じゃないしー。
ね、Aちゃん……ジミナはさ、確かに優しいけどそーじゃない。ジミナだって男なんだよ？｣
自身の切れた口端から漏れた血をペロリと舐めたテヒョン君はにっこり微笑んで。
背中を向けひらひらと手を振り保健室いこーっと、なんて鼻歌なんか歌いながらこの場を離れていった。
全ての状況に固まってしまった私と溜め息をついたジミナ。
意味わかんね、なんてぽつりと呟いて髪を掻き上げた幼なじみはやがて苛立った様子のまま私を強引に誰もいないダンス部の部室へと連れてきて。
どんっと私をそこへ押し込むと内鍵をかけて真っ直ぐ見つめて。
何をどうしていいか分からなくて涙がまた流れてきた。
JM｢……何で泣くんだよ。悪いけど俺今は優しくできないよ。
ていうか俺はAにとって……何？｣
｢…っふ、……ジミンちゃっ……ひっく、｣
JM｢……本当は馬鹿にしてんでしょ？
俺を惑わせてずっと舐めてたんだろ？
俺は……全然優しくなんてないし今、相当酷い事考えてるの知らないでしょ。｣
ジミナは困ったように笑った。
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ymmfsm395(プロフ) - 初めまして。ジミンペンですが、貴方様が書くジミンさん素敵でドキドキしました。ミイミイさんが書くジミンさんのおはなしが読みたいです。 (2020年11月29日 20時) (
レス) id: 73b59513c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - (名前)れなさん» わぁー！ドキドキして頂けるなんて感無量です！(*^^*)ぴょんて表現……きつくないですかキモチ悪くないですか……本当に不安です( ；∀；)でもそう言ってくれる方がいらっしゃるだけでも救われます本当にこちらの方が感謝です！またいつでも遊びに来てくださいね(*^^*) (2019年10月16日 8時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - ミイミイさん！ほんとにありがとうございます、、いつもドッキンドッキンして読んでます、、特にピョンテのところは心臓が破裂しそうです。私が叶えたくても叶えられない夢を見させていただきほんとに感謝しかないです、、これからもミイミイさんの作品を読み続けます！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - わいわいぱっくさん» わー！嬉しいすぎます本当に嬉しいです！！そのお言葉を大切に大事にして納得のいく作品を描いていきたいです(*^^*)ありがとうございます！また遊びに来てください(*^^*) (2019年8月22日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
わいわいぱっく - 初見です、、ミイミイさんの作品は ひとつひとつがクオリティー高くて すごいです。頑張ってください (2019年8月21日 11時) (レス) id: 443d6f8bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年3月25日 3時
