danger 9 ページ28
ぷちゅ、と触れたと思った途端にぱくりと食べられるように重なるそれがジミナの唇なんだと理解したのは超至近距離の顔と圧迫感を感じる柔らかい感触から伝わる熱で。
びっくりして目を見開かせる間もなく私を無視するようにジミナはただひたすらに啄んだり吸ったりを繰り返し、いきなりすぎる展開と初めてのキス、激しいそれの全部に呼吸が出来なくて。
熱い濡れた舌が割りいって侵入してしまえば奥目掛けて暴れて苦しくて瞼を開けるとまた細めた瞳に捕まってしまう。
｢……ふっ……ジミンちゃ、……んぁっ……んっ！｣
こうやって頭や頬を撫でるこの暖かい手は知ってるはずなのに。
幼なじみとして仲が良かったあの頃とは全く違うこの細めた瞳、纏う空気……色気は知らない。知らないよ……ジミンちゃん。
JM｢……Aは…Aだよ。｣
｢……んむっ……はぁっ……ぷはっ……｣
呼吸１つ乱れずに私を見下ろすジミナと肩を上下させて酸素を取り込む私。
激しいキスと突然すぎる全てにいっぱいいっぱいで知らないうちに涙が流れてて、でもジミナはそれを掬うように私の頬に唇を当てる。
……胸がぎゅーっと締め付けられて。
何か言いたいのに、優しいんだかそうでないのか分からないジミナの行動全部に何か言いたいのに全く出てこなくてただひたすらに心臓がどくどく鳴ってまた頬が熱くなる。
JM｢……いきなりこんな事してごめん。やっぱり俺には無理だよ出来ない。……もう今日でやめよっか。｣
ぽつりと呟いたジミナは優しく頭を撫でたまま私をきゅっと抱きしめて。
……ごめんの意味はなに？
その言葉を耳にした時、私の中でほっとした部分と何故かずきん、と痛む胸の２つがぐちゃぐちゃになり訳が分からなくなって瞳にぶわっと溜まる私のそれ。
｢……そう、だね。ごめんね、こんな事させちゃって……｣
今、泣くのは違う気がしてきっと泣いてしまえば優しいジミナは困りながらもまた私の頭を撫でるだろうから、くるりと背を向け震えながら衣服を身につけて。
バカみたいな私のこんなお願いでも、初めて否定されたことに思った以上に胸が痛くて悲しくて。
振り返ることなくジミナの部屋を出て自宅に帰り自分の部屋に入った途端、我慢していた涙がどっと溢れ出た。
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ymmfsm395(プロフ) - 初めまして。ジミンペンですが、貴方様が書くジミンさん素敵でドキドキしました。ミイミイさんが書くジミンさんのおはなしが読みたいです。 (2020年11月29日 20時) (
レス) id: 73b59513c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - (名前)れなさん» わぁー！ドキドキして頂けるなんて感無量です！(*^^*)ぴょんて表現……きつくないですかキモチ悪くないですか……本当に不安です( ；∀；)でもそう言ってくれる方がいらっしゃるだけでも救われます本当にこちらの方が感謝です！またいつでも遊びに来てくださいね(*^^*) (2019年10月16日 8時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - ミイミイさん！ほんとにありがとうございます、、いつもドッキンドッキンして読んでます、、特にピョンテのところは心臓が破裂しそうです。私が叶えたくても叶えられない夢を見させていただきほんとに感謝しかないです、、これからもミイミイさんの作品を読み続けます！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - わいわいぱっくさん» わー！嬉しいすぎます本当に嬉しいです！！そのお言葉を大切に大事にして納得のいく作品を描いていきたいです(*^^*)ありがとうございます！また遊びに来てください(*^^*) (2019年8月22日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
わいわいぱっく - 初見です、、ミイミイさんの作品は ひとつひとつがクオリティー高くて すごいです。頑張ってください (2019年8月21日 11時) (レス) id: 443d6f8bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年3月25日 3時
