danger 3 ページ22
たかが胸、されど胸。
悔しいを通り越して悲しいを通り越してだめ押しみたいな今までの出来事に、もう私はバカみたいなこんな行動するしかもはや頭にない。
ジミナは優しくて仏のようで。
いつからか距離ができてしまっていたけれどクラスは違えどその優しい性格の評判は私の耳にも入ってた。
もう忘れちゃったけど思春期だったからかな、段々と私たち、距離ができてたよね。
ジミンちゃん、お願い。
理由は聞かないで。優しいなら私を助けてよ。
「……ジミナっ……ごめんなさいっ……私の胸を触っ…て?」
JM「……え、?……え、……むっ、胸?」
「……雑誌で読んだの!自分以外の異性に……もっ、揉んで貰えばおっきくなるって。
こんな事っ……ジミナにしか私っ頼めないっ…」
制服の上からでも強引に押し付けたジミナの掌の暖かさが伝わって、緊張なのか初めて自分以外の人に触れられたからなのかどくんっとさっきから心臓がうるさい。
戸惑うジミナは相変わらずおろおろしててバカすぎるこんな行動でも今さらあとに引けなくて。
ジミナはいつもニコニコしてて割りと真面目。
高校では確かド派手なイケメンと一緒にいるのをよく見かけるけれど私と同じ位そういうの、疎いでしょう?
JM「…………なんも見えないよ、……なにこれ……背中?」
「………………!……ふっ……ひっく、ジミナまでそんな事っ…」
……あぁ、もうダメ。
やっぱりこんなのバカげてたかな、非常識だったかな。
優しい、仏のようなジミンちゃんにさえ、私のここはぺったんこなのかな。
目隠ししてるのは私だし無理矢理その手を導いたのも私。
誰にも触られた事のない場所に緊張でどうにかなりそうでも無視して必死に当てて。
優しい仏のようなあなたは何も見えない視界の中、純粋に言っただけかもしれない。
だけど、それが尚更私のコンプレックス、こんな行動全てを否定したように聞こえて。
……あんなに泣くもんか、見返してやる、と意気込んでいたけれど涙が溢れてしまった。
JM「…………A、泣いてる?
ごめん、俺何が何だかわからなくて、」
「……ううんっ……いいの。ジミナは悪くないよっ。
私がバカなだけでっ……ふぇっ……うっ、」
JM「……泣かないで。…………触れば、いいんだよね?」
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ymmfsm395(プロフ) - 初めまして。ジミンペンですが、貴方様が書くジミンさん素敵でドキドキしました。ミイミイさんが書くジミンさんのおはなしが読みたいです。 (2020年11月29日 20時) (レス) id: 73b59513c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - (名前)れなさん» わぁー!ドキドキして頂けるなんて感無量です!(*^^*)ぴょんて表現……きつくないですかキモチ悪くないですか……本当に不安です( ;∀;)でもそう言ってくれる方がいらっしゃるだけでも救われます本当にこちらの方が感謝です!またいつでも遊びに来てくださいね(*^^*) (2019年10月16日 8時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - ミイミイさん!ほんとにありがとうございます、、いつもドッキンドッキンして読んでます、、特にピョンテのところは心臓が破裂しそうです。私が叶えたくても叶えられない夢を見させていただきほんとに感謝しかないです、、これからもミイミイさんの作品を読み続けます! (2019年10月15日 21時) (レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - わいわいぱっくさん» わー!嬉しいすぎます本当に嬉しいです!!そのお言葉を大切に大事にして納得のいく作品を描いていきたいです(*^^*)ありがとうございます!また遊びに来てください(*^^*) (2019年8月22日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
わいわいぱっく - 初見です、、ミイミイさんの作品は ひとつひとつがクオリティー高くて すごいです。頑張ってください (2019年8月21日 11時) (レス) id: 443d6f8bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年3月25日 3時