love is not over 17 ページ17
触れた唇の暖かさは懐かしいのに見上げながらするこの格好に戸惑って。分かってたけど会えなかった期間にグクは男の子から青年に変わってしまっていて。
カラダだって全然華奢じゃないし私とは全く違うし抱きしめられて思うのは全部が全部広くて大きくて、暖かい。
「……んっ……ふっ……グクっ…」
JK「…Aっ…ん、大好き……」
好きが溢れて込み上げてきて。
切羽詰まったように呼吸の合間にひたすらあなたの名前を呼べば応えるように熱いキスが私に降ってきて。
ちゅ、と鳴るリップ音と唇から伝わる熱と大好きなあなたの香り、段々と激しくなる二人の吐息に煽られて、嬉しいのにぼろぼろと涙が溢れてくる。
両手で私の顔を包んでくれて頬を伝うそれを何度も唇で啄んで顔中口づけて。目が合う度にまた微笑んでくれて。私も一緒に笑いたくて流れる涙を無視して無理やり笑顔を浮かべれば下手くそすぎて。
JK「……んははっ。A可愛いー。
やっと捕まえた……やっとこうやって抱きしめてキスできた。」
「……グクっ……好き、大好きっ……もう離れたくないっ、」
可愛いと言われること、大好きな人に抱きしめられてキスをすること、名前を呼ばれること、ふれられること。あなたの全部に包まれてしまえば涙は止まってくれなくて子どもみたいに泣いてしがみつくことしか出来ない。
そんな私をからかいながらまた抱きしめて。
グクはふわりと抱き上げるとゆっくりと部屋のベッドに下ろした。
JK「……で、?」
腰かけるようにベッドに私を座らせたグクがとんっと肩を押して。
で?の意味も分からないし押された反動でカラダが倒れてしまい、慌てて両肘をついて見上げればグクは私の太股の間に片膝を入れてずいっと至近距離で真っ直ぐ見つめて。
「………え、……グク、?」
JK「……今日、なんであの場所にいたの?
俺はたまたま人数合わせで行っただけだし今日逢えたのはまじで偶然だけど、なんで合コンなんかに参加してたの?」
「…………そっ、それは!……」
JK「……ね、A。俺と離れてた間、どう過ごしてたの?
さっきみたいに男とこうやってホテル入った?
こうやって……抱かれた?」
大きな手がスルリと私の衣服に入って。
いきなり変わったグクのその声色にカラダがびくんっと跳ねた。
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ymmfsm395(プロフ) - 初めまして。ジミンペンですが、貴方様が書くジミンさん素敵でドキドキしました。ミイミイさんが書くジミンさんのおはなしが読みたいです。 (2020年11月29日 20時) (レス) id: 73b59513c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - (名前)れなさん» わぁー!ドキドキして頂けるなんて感無量です!(*^^*)ぴょんて表現……きつくないですかキモチ悪くないですか……本当に不安です( ;∀;)でもそう言ってくれる方がいらっしゃるだけでも救われます本当にこちらの方が感謝です!またいつでも遊びに来てくださいね(*^^*) (2019年10月16日 8時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - ミイミイさん!ほんとにありがとうございます、、いつもドッキンドッキンして読んでます、、特にピョンテのところは心臓が破裂しそうです。私が叶えたくても叶えられない夢を見させていただきほんとに感謝しかないです、、これからもミイミイさんの作品を読み続けます! (2019年10月15日 21時) (レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - わいわいぱっくさん» わー!嬉しいすぎます本当に嬉しいです!!そのお言葉を大切に大事にして納得のいく作品を描いていきたいです(*^^*)ありがとうございます!また遊びに来てください(*^^*) (2019年8月22日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
わいわいぱっく - 初見です、、ミイミイさんの作品は ひとつひとつがクオリティー高くて すごいです。頑張ってください (2019年8月21日 11時) (レス) id: 443d6f8bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年3月25日 3時