love is not over 14 ページ14
｢……グクっ……ひっく…｣
JK｢……うん。俺、ここにいるよ。｣
……やっと捕まえた、A。
グクの力強い腕に包まれて優しい、懐かしい全てとあなたに名前を呼ばれてしまえばもうだめ。
涙が溢れて我慢していたそれが全部全部崩れていく。
そっと背中に腕を回せば更に強く抱きしめてくれて、私は苦し紛れにグクの名前を呼ぶことしかできない。
JK｢……Aにはいっぱい言いたい事あるよ。
ね、こっちみて。｣
ゆっくりとカラダを離したグクがにこっと微笑んで私の腰を支えながら見下ろして。
くいっと上を向かされた時に随分身長の差があってグクだけどグクじゃないような感覚と至近距離で交わる瞳に戸惑いが隠せなくて。
……今さらどうして。
ここは、私の大学は地元の釜山から随分離れた場所なのに……両親にはグクと大喧嘩したから絶対に私の今の大学や住所は教えないで、なんて言ってたのに。
だめだよ、だめ……私から離れて。
私、あなたに会わせる顔すらなくて、いっその事地元に帰らずずっとここで暮らそうとさえ思ってた。
JK｢……逃げるなら俺の手の届かない場所に行かなきゃだめじゃん。こんな場所、俺にとっては全然遠くないし俺から離れるなんて許さない。｣
｢……だめだよっ、……グクっ……お願い…離してっ、｣
JK｢……絶対やだ。ちゃんと俺の目、見て。
逸らさないでちゃんと俺を映して。
もう俺はあの頃のガキで弟なんかじゃない。｣
見上げた先の血の繋がっているたった１人の私の弟の瞳は真っ直ぐ私を見つめて。
その発言の意味も射ぬくようなそれに捕まってしまえばカラダが動かなくて何か言いたいのに言葉が出てこない。
JK｢……俺、男だよ。Aの弟じゃない。｣
｢……っグクはちゃんと私の弟でしょうっ！？
勝手な事言わないで！私は……私は！もうこれ以上間違いたくなくてあなたから離れたのっ……いい加減気づいてよ！
……何でここにいるの、何で今さら私の前に現れるの……
あなたとの過去を忘れるために今日だってあの場にいたのにっ……邪魔しないでっ！｣
あり得ない、普通じゃない、
その言葉で私、目が覚めたの。
あの頃の私たちは盲目で、今はもうちゃんとお互いに分かってるはずでしょう？
…グク、お願い……わかって。
こんなのだめなんだってば…
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ymmfsm395(プロフ) - 初めまして。ジミンペンですが、貴方様が書くジミンさん素敵でドキドキしました。ミイミイさんが書くジミンさんのおはなしが読みたいです。 (2020年11月29日 20時) (
レス) id: 73b59513c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - (名前)れなさん» わぁー！ドキドキして頂けるなんて感無量です！(*^^*)ぴょんて表現……きつくないですかキモチ悪くないですか……本当に不安です( ；∀；)でもそう言ってくれる方がいらっしゃるだけでも救われます本当にこちらの方が感謝です！またいつでも遊びに来てくださいね(*^^*) (2019年10月16日 8時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - ミイミイさん！ほんとにありがとうございます、、いつもドッキンドッキンして読んでます、、特にピョンテのところは心臓が破裂しそうです。私が叶えたくても叶えられない夢を見させていただきほんとに感謝しかないです、、これからもミイミイさんの作品を読み続けます！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - わいわいぱっくさん» わー！嬉しいすぎます本当に嬉しいです！！そのお言葉を大切に大事にして納得のいく作品を描いていきたいです(*^^*)ありがとうございます！また遊びに来てください(*^^*) (2019年8月22日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
わいわいぱっく - 初見です、、ミイミイさんの作品は ひとつひとつがクオリティー高くて すごいです。頑張ってください (2019年8月21日 11時) (レス) id: 443d6f8bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年3月25日 3時
