俺とヒミツの恋、しよ？ 2

danger　20 ページ39

熱くて柔らかくて赤い唇は触れる度にカラダがびくってなる。
何度も頭を撫でるその手はやっぱり優しくて昔っから変わらない。





……好き。大好き。





あったかいその手だって大好き。
今のその怒った表情、さっき髪を掻き上げた仕草、鋭い瞳は胸が高鳴るよ。






あんなに一緒にいたのに。
…ねぇ。もっともっとジミナの事、教えて。









　
｢…ジミンちゃん……もっと聞きたい。もっと…
もっと好きって言って、｣




JM｢うるさいバカ。そっちこそ言えよ。
足りない……A。俺、足りない。｣




｢ふふっ……ジミンちゃん好き。大好き。
ごめんね私、ジミナとずっと一緒にいたい。｣




JM｢…ごめん。素直じゃなくてごめん。
好き。Aは可愛いよ。ずっと隣にいたから俺が一番分かってる。泣くのは俺にしか見せないで。｣









　
　
二人とも、言ってることと行動がちぐはぐでめちゃくちゃで。






私とジミナはちいさな頃から一緒にいたから、いすぎたからお互いの沢山の変化に戸惑っちゃったのかな。





気づかなかったこの気持ち。
気づくのが遅すぎた好きの気持ちは何度だって伝えたいよ……だって伝え足りないんだもん。









　
｢…大好きジミンちゃん。あったかいな…ジミナの香りも大好き。もっとぎゅってして。｣









　
　
背伸びをして両手を上げて自分から抱きついて。
溢れる想いは１度気づけば止まることを知らず勝手にカラダが動いてしまう。






わがままは意図的なつもりはないけれど、癖になってるからまだ抜けないからしばらくは付き合ってね。これからは私があなたのわがままを聞きたい、受け止めたいの。
……一緒に埋めていきたいしゆっくり大人に……









　


　
JM｢…それ、意味、わかってる？｣




｢……え、？｣




JM｢……最初に俺ここ来た時になんて言ったかもう忘れた？｣









　
いつかジミナが私にしてくれたみたいにすん、とその首筋に顔を埋めればジミナの全部に包まれてる気がして胸がいっぱいになってまたとくんって鳴る。





素直に正直に言葉にすればもっと求めたくなる。





でも、これはわがままなんかじゃない、よ。
…ジミナがここで最初に言った言葉ってなんだっけ？









JM｢……俺は優しくないし相当酷い事考えてるって……これでも分かんない？｣






　





　
ぷち、と外された制服のボタンとぽとりと落とされたリボンにまたカラダが跳ねた。









　

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