war of hormone 4 ページ14
……いけない、会議が長引いてしまった。
放課後は意外に保健室に来る生徒が多いから、なんて午後イチから会議をしたのに思いの外遅くなってしまって。
生徒が帰る姿をみながら改めてうちの高校は緩いなぁ、なんて思う。
皆制服を着崩してるし、ピアスだらけだし髪を染めてるし化粧してるし……カップルだらけ。
そりゃ性に関して進んでるのも何だか納得する。
それでも可愛い生徒達。
悩みながらも私に会いに来て笑顔になってくれるならそれだけで充分。
……なのに私は保健室の先生の在り方を盛大に間違ってしまってるんだ。
パタパタと早歩きして保健室に戻れば出た時とはちがう私の持ち場に気づいて。
あれ、私……鍵を閉めて出たのに何でドアが少し開いてるんだろう、なんて疑問に思いながら手にかければ何やら聞き慣れない高い声。
｢……んっ！……ひゃっ……テヒョンっ……だめっ……｣
TH｢……だめじゃないでしょ。ね、声抑えて、｣
｢……あぁっ！……だって、んっ……無理……っ｣
……うそ、でしょ……
え、待って。そもそも何で保健室に入れるの。
鍵は職員しか持ってないし……っていうかこの感じはもしかしなくても、あの声……？
まじか、養護教諭としと勤務してるけどこんなの初めてだ。
止まない女の子の高いあの声とぎしっ、ぎしっ、と響く保健室にある白のパイプベッド特有の音。
……ここはラブホじゃないんだってば！
少し震える手。
ばくばくと心臓が鳴るのはきっと私は本来そういうのが疎いから。
ドア1枚挟んだだけのこの先で何が起きてるかなんて分かってるつもりでも想像、できない……無理無理無理、
……いけ。行くのよ私。
何のために今まで偽りの自分を演じてたのよ。
私は大人。いつもみたいに大人の振る舞いで笑顔を張り付ければきっと上手くいくはず。
自分の持ち場の前で立ち尽くしていたけれど、きょろきょろと周りに誰もいない事を確認してそっと来た道に引き返して。
まるで今私はここに来たんだ、とわざとらしく足音を立てて歩く妙な小芝居をする私は滑稽なんだろう。
意を決してごく自然にドアに手をかけて。
普段通りを装って持ち場に足を踏み入れ私の瞳に映ったそれは。
……私の想像の遥か上をいく濡れた空間で、目に入る全てが生々しくて、表情が崩れてしまいそうだった。
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そく - この物語全て大好きなんですけど個人的にジンくんが好きなので内容覚えちゃうくらい何度も見ました！もし主さんがこれを見てたらなんですけどBTSuniversestoryでこの物語を原作に作ってもいいでしょうか？？ダメでも全然大丈夫です！私の心の中で作っときます(^ ^) (2021年7月31日 18時) (
レス) id: 310a7f1ac2 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - 恋撫さん» わぁー！読んでくれたんですか嬉しいですー！(*^^*)遊びきてくれてありがとうございます！私も応援してますお互い頑張りましょう( ≧∀≦)また絡んでやって下さいね(*^^*) (2020年10月18日 21時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
恋撫(プロフ) - war of hormoneの余韻がすごいです（ ; ; ）もう私は完全に無抵抗で堕ちました(笑)応援してます！！ときめきをありがとうございました！ (2020年10月17日 20時) (レス) id: 4eea0a6eff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぎゃああああ！恥ずかしい！キュンキュンして頂けるなんて嬉しすぎます！(*^^*)これからもよろしくお願いいたします頑張りますね！(*^^*) (2020年10月16日 7時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
馬。 - ぎゃああああああやばい悶える。。...ベッドの上で踊ろうだって。え。え？()表現天才すぎません？？？好きなんですけど！！私も言われたい！！(ピョンテ)キュンキュンします。。応援してます (2020年7月31日 21時) (レス) id: b0bae0960c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年3月7日 20時
