496 TH ※ ページ49
濡れたそこにゆっくり熱を宛がって。
数回馴染ませるように擦り付けるだけでカラダをびくびくと震わせるAを至近距離で見つめながらゆっくり入って。
最初こそ、拒むようにきつく閉ざしていたくせに、徐々に深く潜り込めば離さない、とでもいうようにぎゅっと俺を包み込むキミの中。
……あー、なんだこれ。
久しぶりだからかな、なんかもうやばい気がする。
「……ね、A。……ちゅーしよ。」
「……はぁっ……んっ…テヒョンっ、」
まだ繋がったばかりなのに衝動的に自分の熱が込み上がってくる。
それをなんとか制するために優しくキスをしたけれど状況はあまり変わらなくて。
汗ばんだ二人の素肌がピタリと吸い付き、熱い吐息さえ全部奪ってしまいたい。
火照った頬だって、絡ませた甘い舌だって、柔らかでふわふわなカラダだってキミの大好きな香り、全部全部が俺を激しく揺さぶる。
耳にはか細くも濡れた声や深いキスが奏でる水音が絶え間なく入り込んで、それを感じて思うのはたぶん俺、思った以上に気持ちが高ぶってるってこと。
……やべ、すげー気持ちいい。
久しぶりだからとか、そんなんじゃなくてカラダ以上に心が、気持ちがめちゃくちゃ満たされる、そんな感覚。
暖かい全てに包まれる感覚が無意識に自制心をほどいていって、口づけをそのままに緩く腰が動いて。
激しく揺さぶりたいのは山々だけどそれよりも今はダイレクトに、キミを感じたい。
「……ふぁっ、テヒョンっ……好き……大好きだよっ……」
「……んっ……俺も、……俺も大好きだから……」
ぎしっ、ぎしっ、と緩やかなのに酷く重いそれが自室に木霊する。
ゆっくりな動きと優しいキスの合間に俺をぎゅっと抱きしめては名前を呼ぶキミとキミの中に酔いそう。
「……A……名前、もっと……呼んで。」
「…………っ!……テヒョン………テヒョンっ…んっ、すき」
瞳に涙を溜めてはぎゅっと唇を噛んで。
切羽詰まったように俺の名前を呼ぶキミ。
いつまで経っても敬語が直らないのはたぶん性格。
でも、俺の腕の中ではいつだってそれがぶっ飛んで切ない声で名前を呼んでくれるよね。
結構それが好きだったしツボだったけど今日から、今からはだめ。許してあげない。
……あぁ、もう限界。
911人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミイミイ(プロフ) - バンタン大好き日韓ハーフJCさん» ありがとうございます!嬉しいですー(*^^*)テヒョン君、もっと好きになってもらいたいです笑 ユンギ君も好きでいてくださいね! 頑張ります(*^^*) (2018年12月18日 17時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
バンタン大好き日韓ハーフJC - このお話本当に大好きです! 私は元々ユンギ推しだったんですけど、このお話のテヒョナにすごい惚れました…♪これからもずーーーーーと応援します!!!ファイティン!! (名前が長くてすいません) (2018年12月17日 17時) (レス) id: b3b1f1af8d (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - あやさん» 期待に応えれるか分からないけど作者頑張ります笑 破廉恥でもちゃんと読んでくださいよー(*^^*)笑 いつもありがとうございます! (2018年12月16日 10時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - あんりさん» まさかの長編に戸惑いながらも作者なりに自分なりに書きたいと思います!最後までどうかお付き合い下さい(*^^*)コメントありがとうございます! (2018年12月16日 10時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - かんな?さん» 久しぶりですね!コメントありがとうございます(*^^*) 読んで良かったなって最後思ってもらえるように作者頑張ります!いつもありがとうございます(*^^*) (2018年12月16日 10時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぱーふん | 作成日時:2018年11月18日 17時