はじまりは、不純。2 (ページ31)

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がつん、と貫いた熱に浮かされて、その瞳に見つめられたままキスをして二人のカラダが繋がり揺れる。

ぎしっ、ぎしっ、と軋む小さなシングルベッドの音を耳にするのは何度だって慣れなくて私は今、この空間に酔っていて。

｢……あっ、あっ、……ジミンくっ、やだっ…｣

JM｢……っ嫌じゃないくせに……うそつき。
揺れてるのはAだよ？｣

｢……やだっ、……そんなのっ、……～うっ、意地悪、｣

　
緩くて重いそれが部屋中に響き、意地の悪い声と相反する私の高い声と。

苦しくて、散々なカラダがおかしくなって何が何だかわからない私は半開きな口を震わせながら甘い刺激に泣く。

津動は激しくなんかなくてむしろゆっくりで。
味わうようで確かめるようで揺れるカラダが私の方なんて……そんなの信じたくない。

とんっ、と奥に刺さるジミン君の熱。
胡座の彼に股がり肩にしがみつく姿は乱れすぎているのにそれに拍車をかける指摘も、しつこくて緩い甘い刺激にも、私はもう溺れるしかなくて。

JM｢……泣いても止めてあげない。
何回でもおかしくなればいい…………動くよ？｣

｢……っ……！まって、……あっ……あんっ、｣

JM｢……あーやべ、きもちい、｣

崩れそうな腰を鷲掴んでぐいっと引き寄せて。

さっきまでとは違う容赦ない突き上げに私の視界とカラダが激しく揺さぶられる。

今からが本番、とでもいうようなそれに涙なんか止まらなくて
しがみつくことで精一杯。
ベッドのスプリングが手伝うように二人を揺らし私の長い髪がその度に舞う。

気持ちいい、と熱い吐息を吐き出すジミンくんの声が切羽詰まってて。
我慢を忘れたような低い声を漏らし歪んでく表情に私だって……気持ちいいよ。

視界に入るあなたの素肌と引き締まった腹筋やお洒落なアクセサリーに本当は発狂したいし本来の私なら鼻血モノでも。
正直すぎる自分のカラダはこの熱くて甘い夜に溺れていて、ジミン君が好きだと思う度に……お腹の奥がきゅっとなる。

きっと彼の言う通り、私は知らず知らずのうちに自らカラダを揺らしていたのかもしれない。
でもそれはあなたのせいだよ……だって、そんなに色っぽい表情で私を見つめて引き寄せてはキスをくれるんだもん…

色んな感情が溢れてしまい、貪欲になって求めてしまうじゃん。

ジミン君、もっと…

　

　
………………………
作者絶賛暴走中です、すみません笑