はじまりは、不純。2 (ページ29)

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耐えられない刺激にカラダが震えて込み上がってくる波にのまれて。
派手にびくんっと弾け飛ぶ感覚に抗えないままジミン君の肩にしがみついた瞬間に頭の中が真っ白になって。

肩で呼吸をし、口を歪ませたまま情けなく眉を下げて涙する私を見つめる彼は瞳を細めて緩く笑う。

　
｢……う、……ぐすっ……見ないでよぉ、｣

JM｢……ふはっ。あーもう……可愛いー。
こんなに可愛いのに見ないなんて無理。
だからもっと見せて……もっと俺でおかしくなって？｣

｢…あっ！……やっ、……まってまだ私っ……あっ、あっ｣

　
私のカラダの中心を撫でて弄る指先が生意気過ぎて呆気なくてっぺんに昇らされて涙して。
ぐずる私はまるで子どものようでジミン君はよしよしって宥めるみたいに私の髪を撫でては口づけ顔中に厚ぼったい唇を押し当てる。

優しいのか優しくないのかその仕草に騙されても、甘い声色で紡ぐ言葉はとんでもなく物騒で。
まだ頭が真っ白な私を追い詰めるように指先が再び意地悪く滑って暴れて。

JM｢……ふふっ……すげー濡れてる。
俺さ、まだまだAのこと知らないけど……ここが弱いのは知ってるよ？｣

｢ひゃあっ！……あっ、……っう………まって…｣

JM｢甘い声も甘いカラダも香りも、こうやって乱されて泣いちゃうAがこんなに可愛いのも知ってる。
でもそれを知ってるのは俺だけでいい。……A、大好き。｣

　

本来の役目を果たせてないショーツも何もかもがぐちゃぐちゃな私は頭が追い付かないまま……泣いて鳴かされる。

激しい水音や余計な指摘には耳を塞ぎたいのにジミン君の甘い声に私はやっぱり弱くて大好きの言葉に惑わされ、暴れる指先は責めるように私をまた波に飲み込もうとする。

待ってくれない意地悪な彼でも、私が崩れないように支える力強い腕も細めた瞳で見つめる甘い眼差しもどうしようもなく好き、なんて……私は結局あなたに堕ちていて……大概な女だと思う。

　

｢……っう、…も、だめっ……あぁっ、｣

JM｢……うん。全部見せて……可愛すぎ。
A、ちゅーしよ？｣

　
畳かけるように胸を弄っては弾いて私を乱すジミン君に
もうだめ、と本当に限界な私は視界がチカチカと眩み力なく首を横に振って。

耐えられない刺激にツラいのは私なのに……彼は私以上に顔を歪ませていて。

急ぐようで奪うようなキスは、とびきり熱かった。

　