幸せって (ページ18)

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臣さんとわかれ、HIROさんの部屋へ

コンコンコン

『Aです』

「どうぞ～」

「ごめんね、忙しいのに来てもらって」

『いやいやとんでもないです』

「そこ座って～」

と二人で腰かけ

「どう、卒業後は」

『なんか落ち着くのかなと思ってたら
溜まってた仕事がどんっと』

「なかなか難しいね」

「まぁ俺としてはAの要望に応えていきたい気持ちしかないんだけど、事務所としてAに頑張ってもらいたい気持ちもわかるわ」

『いや～』

『とりあえず、2，3年は
こういう感じなんだろうなと受け止めてますけど』

「お、前向き？と思える言葉だけど
その2，3年後が怖いわ」

と笑うHIROさんに

『年齢的にも30くらいまでには結婚して家庭を持ちたいんですよね、そのころにはもう表には出ず、裏で仕事できれば理想です』

「明確な目標があるね」

『まぁまず、相手なんですけどね』

「大丈夫、Aは素敵な人がみつかるよ」

『願います』

そう笑い合い

「ランぺなんだけど、ありがとう」

『いやそんなしっかりって感じではないんですけど
ちょっと見に行く感じで』

「それでもあの武者修行以来だから
結構ランぺとしては気合入ると思うよ」

「やっぱり、力矢が強いのはまだ続いてんだよね
デビュー当時に比べたら
だいぶ和らいだと思うんだけど」

「そこはもう人数も多いし年齢差もあるから
今後も続くことだと思うんだけど
それが作品にでるのは違うと思うから
しっかり伝えてきてほしい」

「それとあわせて、これからプロモーションがはじまる曲があるから、それもみて言えることあれば言ってあげてほしい」

『わかりました』

「いいんだけどね～」

『難しいですよね』

「頼むわ」

『ちょっとみてきます』

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