幼馴染みはオタクくん。 (ページ6)

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俺とオタクの日常（６）ページ6

--------------- Daiki side

いつもなら

次の日学校！山田に会える！

と思って眠りにつけるのに、

昨日はぜんっっっぜん眠れなくて。

「俺の顔やべーんだろうな、、」

一睡もしてませんうぃっす

ただいま時刻 AM 7:45 分遅刻ギリ

山田ん家の前で

山田が出て来るのを待って

待って、

待って、、

待ってんのに、

「 … 出て来ねえんだけど、」

1人寂しく呟いた時に

ガチャ … と静かに開いた山田家のドア

「おっせえんだけど？？」

ひょっこり顔を出して俺の事を探して居る山田。

『ひぃぅえっ！？な、なななっ』

何で居るの？と言いたいんだろう。

「いつも一緒に学校行ってんじゃん」

『… だって、顔、合わせずらかったから、』

… ああ、やっぱり。

『じゃっじゃあ、俺先行っ … く！？』

なーんでだろうなあ。

「抱き締めたくなっただけ、目瞑ってれば直ぐ離してやる」

嫌、俺何言ってんの。

あれから山田はほんとに目を瞑って静かに俺に抱き締められてて、

今は真っ赤に染めた耳をマフラーに埋めて

俺の隣をゆっくり歩いてる、くそ、可愛い。

教室に向かうまでの廊下、

おっはよーとかはよーとか挨拶で騒いでる野郎達の間を適当に挨拶しながら逃げ去る俺達。

そしたら急に山田が止まって、

どうした？？って声掛けたら

『職員室にっ、提出物出してこなきゃ、！』

小走りで来た道に戻って行く山田、

こけんなよー何て思った瞬間山田の体が傾いた。

山田！！！何て言葉は

《おーっと、だいじょーぶぅ？？》

髪型が特徴的な男の声で消えていった。