#29 ページ29
浮所くんはしばらく黙り込んだ
やっぱり言わなきゃ良かったかな……
引かれちゃったかな……
浮「……勘違い、
して欲しいって言ったらどうします？」
「え？
どういうこと？」
浮「俺、
彼女なんていません。
中学生の頃初めて先輩に会ってから
俺、先輩のことしか考えてないです。
というより、考えられないんです。
もう、それくらい、大好きなんです！」
「……う、そ、、、」
浮「A先輩と、那須先輩が、両思いだと思って
1度諦めようとしたんですけど、
結局A先輩のことしか考えてなくて……
もうそれくらいA先輩は
俺の中で大きな存在なんです！」
そう言いながら浮所くんは私を抱きしめた。
「……す、き、」
浮「……え？」
「私も、すき」
浮「ほんとですか？
那須先輩じゃないんですか？」
「うん、
浮所くんがすっ、 、ん、」
最後まで言う前に浮所くんが私にキスをした。
「っちょ！ここ外だよ！
恥ずかしい……」
浮「いいじゃないですか……
それより俺今最大級に幸せです！」
「私も……」
それから私たちの顔は徐々に近くなって、
ゼロ距離になった。
それは、今まで私たちがすれ違ってきた分
一回目よりも長く、お互いに好きだと言う気持ちが
溢れ出すようなものだった……
「大好きだよ……飛貴……」
浮「せ、、、、Aより俺のが好きですよ」
fin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 132人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：来 | 作成日時：2018年12月23日 3時
